この時期の野山は「まばゆいばかりの新緑に白い花」というのが定番だが、その中で目につくのが淡い紫。この色が目に入ってきた瞬間、「フジ？ キリ？ どっちだろう？」と思ってしまう。
数としては圧倒的にフジが多く、今、見回せばどこかにフジが見えるという感じだ。広町を歩いていても上を見ればフジの花が見え、下を見れば予備軍の幼木がそこここに生えている。蔓性植物は本当に逞しい。
広町にキリの木が四本並ぶ谷があるが、一昨日は木いっぱいに花をつけ壮観だった。昨年もちょうど同じ5月5日に広町に行っているが、この時はまだ3分咲き程度だった。この時期に何度か広町に来ているが、こんな見事な花に出会ったのは初めてだった。

広町のキリ／2007.5.5

▲4本のキリが満開

あちこちに出没するフジ

▲2007.4.26／市内寺分 ▲2007.5.5／広町緑地 ▲2007.5.5／広町緑地