小春日和の日が増えてきた。1年のうちで11月の気候がいちばん好きだが、フィールドでは被写体が少なくなっている。「虫を撮りたければ、やはり夏に強くないと・・」と思うのもこの時期だ。 広町の湿地ではススキの種が飛び、ミゾソバが“草紅葉”になって晩秋の趣を呈してきた。蝶はほとんど見かけなかったが、アキアカネが暖かい場所を選んで日向ぼっこ。二つの谷戸で計20〜30匹はいた。もう余生を送っているのだろうか? どこか寂しい晩秋の風景ではある。