2012.09.03
初秋の風景
9月になった。そろそろ“夏眠”から覚めてフィールド歩きを再開したい。午後から7月22日以来の中央公園へ。
9月と言っても体感的にはまだ猛暑が続いている。しかし、ヌスビトハギ、ツルマメ、ヒヨドリジョウゴなど野の花が初秋を告げていた。
ガガイモが園内数箇所に繁茂、たくさんの花をつけている。昨年も花はよく咲いたのだが、地を這うような蔓が多かったせいか、あの個性的な実を見かけなかった。今年は背丈の高いササなどに巻きついたものもある。冬になって種が飛ぶ所が見たいものだ。
今年はオニドコロやヤマノイモの繁殖ぶりがすごい! オニドコロの周りでダイミョウセセリがうろうろ、と思ったら葉の上に産卵して行った。
泥んこの湿地ではオオシオカラトンボが盛んに産卵している。季節はずれのハスの蕾にはまっ赤なショウジョウトンボが止まり、草原にはウスバキトンボの群が舞っていた。
鎌倉中央公園/2012.9.3
▲初秋の花・ヒヨドリジョウゴ
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▲ヌスビトハギ
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▲マメ科の秋・ヌスビトハギと共に先頭を切るツルマメ
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▲ガガイモが花盛り
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▲同上
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▲ミズタマソウに“水玉”がいっぱい
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▲オニドコロの若い実
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▲オニドコロの葉にダイミョウセセリが産卵中
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▲ダイミョウセセリの産み立て卵/卵を産みつけた後に母蝶が体毛をこすりつけたものだが、短時間の間にこんなに毛深い卵になるとは!
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▲ヤマノイモの花も盛り
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▲この時期に咲く数少ない木の花・ヌルデの雌花
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▲虫は木蔭に避難?/タラノキの幼木にツマグロオオヨコバイ
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▲↑と同し木にアオバハゴロモとベッコウハゴロモ/親類が集結?
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▲イチモンジセセリ「稲が稔ったよ〜」
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▲「暑い時は昼寝に限るよ」
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▲ショウジョウトンボ「このハス、夏眠してたの?」
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▲ウスバキトンボの一団が草原を舞っていた。季節感ある初秋の風景
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