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2012.03.24
早春の野道を行く

昨年10月に観察会メンバーで平塚土屋の里山を歩いたが、数十年タイムスリップしたような懐かしい風景が気に入り、また春に来ようということになった。
昨日の雨で雫の滴る草木の中、思い思いの被写体を見つけながら谷戸を歩く。スイバの葉に擬態したベニシジミの幼虫、春を待ちかねたテントウムシやハムシのカップルなどが出てきてくれた。
枯れ葉の中には春を告げるシュンランが咲き、日当りのよい散策路にはタチツボスミレやヒメウズが咲いていた。スイバもかなり花芽が上がってきており、鎌倉より春の進みが少し早いように思われた。それでも、本来ならヒガンザクラぐらいは咲いている頃だが、まだサクラは蕾、里山に彩りを添えていたのはウメやサンシュユだった。
天気予報に反して気温が上がらず、午後には雨も降ってきた。暦的にはもう早春とは言えないのだろうが、体感的には絵に描いたような“早春の里山散策”だった。

平塚市土屋にて/2012.3.24
▲農家の庭に咲くサンシュユ、周りの景色にマッチしている

▲民家に咲く絵になるウメ

▲ウメに混じって咲いていた唯一のサクラ→シナミザクラ(支那実桜)のようだ

▲越冬していたムラサキシジミが日向ぼっこ

▲小川沿いのスイバにベニシジミの幼虫! ピンクの筋がスイバの葉にまぎれている

▲スイバの葉にナナホシテントウ

▲イタドリハムシ

▲お腹がぱんぱんのコガタルリハムシ♀ 交尾中のカップルもいた。スイバが食草のようだ

▲小さな小さなキュウリグサ、今年初撮り

▲散策路にシュンランが!

▲同上。この花に出会うと嬉しい

▲あちこちの枯れ枝にウスタビガの空繭が! 繭の下に卵がついている!

▲楽しい里山散策!

▲遠藤原の揚げ雲雀

▲午後になって雲行きが怪しくなったが、朝10時半から約5時間、数十年の“タイムスリップ”を楽しんだ

▲また近いうちに来よう


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