2011.12.18
十二所を歩く
いちど十二所を歩きたいと思いつつ12月も半ばを過ぎてしまった。図らずも昨年もちょうど同じ時期(12月17日)に行っている。
十二所神社でバスを降り太刀洗川に沿って歩くが、三郎の滝で朝夷奈切通には曲らず果樹園の方に向かった。空は青く、さほど寒くもなく、絶好のハイキング日和、日曜日とあってハイキンググループの一行とも出会った。
昨年も書いているが、このコースを歩くと蔓性植物の逞しさに圧倒される。テイカカズラ、サネカズラ、フウトウカズラ、キヅタ、オオバウマノスズクサなど、常緑の蔓性木本が樹林内で幅を利かせている。この時期、特に楽しみなのはフウトウカズラの赤い実とテイカカズラの弾けた鞘だが、期待どおりどちらも見ることができた。
樹林内に生えるフユイチゴも普段はあまり見られない常緑のキイチゴだ。ちょうど今赤い実をつけていた。
富士山スポットに出ると目の前が開け、富士山や箱根の山々が青く見えていた。
十二所にて/2011.12.18
▲道の真ん中に垂れ下がったテイカカズラ、いい具合に鞘が弾けていた
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▲同上。絹毛が美しい種、“いざ、飛び立たん!”
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▲樹林内の大木を逞しく這い上がるフウトウカズラがたくさんの実をつけていた/フウトウカズラは沿海地に生える植物だから、この辺りは隆起してできた土地なのだろう
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▲同上。アップで
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▲あちこちで高木を這い上がるサネカズラを見たが、意外と実が少ない
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▲林内の散策路沿いに生えるフユイチゴ、可愛らしい実をつけていた
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▲同じく林内の散策路沿いにノササゲの実を発見! まだきれいな青色が残っていた
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▲アオツヅラフジ
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▲トキリマメ
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▲ツタウルシ
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▲ツルウメモドキ
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▲同上
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▲富士山スポットより
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▲同上
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▲この日撮った数少ない昆虫・ツチイナゴ。日溜まりの枯れ葉の中から出てきた
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▲同上。唯一成虫で越冬するバッタだ。寒さ対策のためか体中に毛が多い
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▲高い木の上から鳥たちの声が聞こえるが、なかなか近くには現れない。唯一撮れたメジロ
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▲タマアジサイのドライフラワー
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▲あまり塩害がなかったのか、きれいなモミジもあった
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▲帰りがけに朝夷奈切通入口・三郎の滝に立寄る/黄葉してるのはカマツカ
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▲落葉の敷き詰められた朝夷奈切通/今日はこちらのコースはパスだった
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