2010.07.16(3)
貞麟寺で蝶を追う
親見湿原・姫川源流を楽しんだ後、最後にもう一箇所近くの貞麟寺へ寄っていくことにした。貞麟寺は4年前と今年の春にも来ているが、境内のあちこちに野の花が咲き、シダレザクラでも知られる花のお寺だ。
夏の様子は想像がつかなかったが、行ってみてまず目に入ってきたのがヒメジョオンに集まるたくさんのヒョウモンチョウ(ミドリヒョウモンなど)。まだ羽化したばかりのようで、きれいな個体ばかりだった。
ミドリヒョウモンを追っているうちに、ツマグロヒョウモンの♀が一頭いた。南方系の蝶・ツマグロヒョウモンだが、白馬でももう珍しくないのかな?
ヒメジョオンは蝶の溜まり場だ。数頭のヒメシジミ、キチョウ、そして普段は見られないスジボソヤマキチョウの雌雄がもつれ合って飛行する光景も見られた。
今回はお天気の関係で昨日も一昨日も“蝶が足りない!”日々だったので、予想外の出会いが嬉しく、満足して帰途についた。
蝶の飛び交う貞麟寺/長野県・白馬村/2010.7.16
▲きれいなヒョウモンチョウがそこここに(追記 ミドリヒョウモンと思った中に、オオウラギンスジヒョウモンがたくさん含まれていた)
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▲顔も見せて!
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▲ミドリヒョウモン(右)とヒメシジミ♂(左)
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▲ヒメシジミ♀
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▲同上。正面顔も見せてくれた
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▲ツマグロヒョウモン(♀)にここで出会うとは!
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▲スジボソヤマキチョウの雌雄が舞い始める
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▲黄色が♂、♀は白っぽい
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▲杉林に向かって舞い上がって行った
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[付記]
4年前の5月に貞麟寺を訪ねた折、芽吹き前の木に花が咲いていた。ハルニレか? オヒョウか? どちらかと思われたが、撮ってきた冬芽と葉痕をネットで冬芽好きの方たちにも見てもらった結果、多分オヒョウではないかと言うことになった。
今年の4月末に来た時確認したかったが、今年は春が遅かったせいか花芽が全くほころんでいなかった。
と言うわけで、この木の葉を確認したいというのも今回このお寺に立寄った理由の一つでもあった。
で、結果は↓
ハルニレだった・・。
同行のみなさんにあの先割れスプーンのようなオヒョウの葉を見せてあげられるかも?と思ったのに残念!
昨日泊まった落倉のペンションまわりもそうだったが、白馬村にハルニレが多いことを今回初めて認識した。
▲転んでもただでは起きぬ? ハルニレを撮っていたらこんな黒眼鏡の虫に出会った。これがカマキリモドキだったのか! 長い首が撮れてないので面白さが半減だけど・・。
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