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2010.05.16
オトシブミ

ウスバシロチョウの谷戸は小さな昆虫の宝庫でもある。中でもオトシブミやゾウムシには大いに期待して行った。
この日、真っ先に見つかったのがヒゲナガオトシブミの♂。ヒゲも首も長くて個性的な姿は一度見たら忘れない。2年前に来た時同様、アブラチャンの葉にいた。続いて♀、揺籃と次々に見つかった。改めて見るとここは本当にアブラチャンが多い。花の咲く頃にも来てみたいものだ。
今回初見のオトシブミはルイスアシナガオトシブミだった。こちらはホストがケヤキだが、うまい具合に低木のケヤキがあって、揺籃制作の仕事を終えて誇らしげな(?)ルイス君がいた。こちらの揺籃は作成後落としてしまうタイプのようだ。別の場所では高木のケヤキの下にたくさんの揺籃が落ちていた。

オトシブミは芸術家!/町田市相原町/2010.5.15
▲ヒゲナガオトシブミ♂@アブラチャン

▲あら、こんにちは! 同じ木にいたからヒゲナガオトシブミの♀かな?

▲これも同じく♀

▲多分、ヒゲナガオトシブミの揺籃でしょう

▲ケヤキの葉に近づくと、いるいる! 一仕事終えたところかな?

▲やっぱり、ルイスアシナガオトシブミだった

▲筋肉もりもりの二の腕!

▲みなさんがお昼食べてるうちに、こんな作品ができたよ!

▲さあ、今から切り離すからね〜! この後、揺籃は地面に落ちた

オトシブミは姿の面白いものが多いし、何よりあの几帳面に作られた揺籃に感服してしまう。小さい体で、よくぞまあ!という思いだ。鎌倉中央公園などでも色々な木に揺籃がついているが、主の分からないものも多いので、もっと注意して探してみたい。
その中で、↓のオトシブミは今まで「ヒメコブオトシブミ」かと思っていたが、「ヒメゴマダラオトシブミ」であることが判明した。
2006.7.3の記事に追記

▲エノキの葉を食べるヒメゴマダラオトシブミ/鎌倉中央公園/2006.7.16

中央公園ではヒメゴマダラオトシブミは主にエノキをホストにしている。一方ヒメコブオトシブミはイラクサを巻く。今回、本物のヒメコブオトシブミ(ちょっと、ピンボケ↓)を初めて見た。

▲ヒメコブオトシブミ/町田市相原町/2010.5.15

オトシブミに関しては↓のサイトがとても詳しく、いつもお世話になっている。これからも頼りにしてます!
オトシブミ・チョッキリの世界


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