2009.11.07
イソギク@城ヶ島
イソギクは東は房総半島犬吠埼から西は駿河湾御前崎まで、その間の岩場にのみ棲息するという。(四国のシオギク、紀伊半島のキイシオギクというそっくりな種はあるが。)
舌状花がなく筒状花のみからなるところが他のノギクとは違っている。筒状花だけからなるキク科キク属の花としては、高山に咲くイワインチンがあり、両者は近い種らしい。どちらも岩壁に咲く花ではあるが、一方は2000mもの山に、一方は海岸に、そしてその間に類似の種がないのはどうしてなのか? 興味あるところだ。
今年は江の島でも稲村でもイソギクが少ない。年々減る一方の海岸植物をウォッチしていかなくてはと思っているが、今年は城ヶ島に行ってみた。
昨年までの様子を知らないので、今年が少ないのか多いのかよく分からないが、少なくとも台風にやられて枯れたような株はなく、岩場にきれいに咲いていた。ちょっと安心。
断崖に咲くイソギク/城ヶ島/2009.11.7
▲公園部分に植栽されたもの
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▲高山の岩場に咲くイワインチン。イソギクより花も葉も華奢/高峰高原/2008.8.23
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