2009.11.08
城ヶ島の海岸植物
海岸に生える木を見ると、葉が異常に大きかったり、肉厚だったり、落葉樹でも常緑樹のような照りがあったりなど、普段見ている木と同種とは思えないことがある。
この日、まず目に入ってきたのが実をびっしりつけたムラサキシキブ。葉は普段見慣れているムラサキシキブと違い、幅広で分厚く、色も暗くて濃い緑だ。これがオオムラサキシキブなのか、単にムラサキシキブの変異なのかはともかくとして、見た目では明らかに別種に思える。
海岸や島に来ると必ず見かけるフウトウカズラに小さな実がなっていた。フウトウカズラは江の島でもよく見るが、花や実、特に実にはなかなかお目にかかれない。もう少し大きくて赤くなるものと思っていたが、イメージとは少し違っていた。
フウトウカズラに混じってヘクソカズラもあちこちで見かけたが、まるで常緑のように葉が厚く照りがあった。
以前、伊豆の城ヶ崎海岸でツルソバの密生を見ているが、黒い実を初めて見た。海岸から少し離れた道路脇に生えていたので、植栽されたものの逸出かも知れない。
城ヶ島にて/2009.11.7
▲オオムラサキシキブ?
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▲同上。肉厚な葉!
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▲フウトウカズラの実
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▲肉厚で照りのあるヘクソカズラの葉
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▲ツルソバの花と実
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▲マルバグミの花が今盛り
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▲海岸植物とは言えないが海岸の照葉樹林に多いシロダモ、一年かかって実が赤く熟す
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▲同じく照葉樹林に多いヤブニッケイ、こちらは黒い実をつける
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▲クコの赤い実、クリスマスの豆電球のよう
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▲テリハノイバラの実。ノイバラに比べて花も実も大きい
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▲岩場のイソヒヨドリ♀。上方の葉はお馴染み・ラセイタソウ
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▲岩場にツワブキとイソギクが混じって咲いていた
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▲8月に来た時に咲き始めだったネコノシタ(ハマグルマ)が、まだわずかに咲いていた
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▲岩場に咲くハマボッス、ユニークな実の脱け殻が点在していた
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▲日の入りを待たずに城ヶ島を後にした
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