2006.11.24
タンキリマメとオニグルミ
長谷まで来たので帰りがけに由比ヶ浜に出てみた。日の入りにはまだ1時間近くある3時半、西の空がうっすらと赤くなっていた。これといって撮りたいシーンはなかったが、観光客らしいグループにシャッターを押してほしいと頼まれ撮ってあげた。みなさん、海が見られたことにとても感激しておられた。
坂ノ下方面に足を伸ばし、何げなく小さな海浜公園に上がってみた。シャリンバイ、トベラ、アメリカデイゴ、ソテツなど少しばかりの海岸植物が植栽してある公園だ。特に何も期待してなかったのだが、ふと植え込みの上を見ると、赤い実がびっしりついていた。タンキリマメだ!
10月に見たタンキリマメは山地だったが、今度は海岸だ。神奈川県植物誌によると、神奈川のタンキリマメは海岸での記録が多い。タンキリマメ自体は特に海岸を好む訳ではなさそうだが、なぜなのだろう?
タンキリマメを撮影して、ふと目を上げると、何やら見覚えのある顔がいっぱいついた木が目に入ってきた。ん? オニグルミ?
オニグルミと言えば、山地の川沿いに生える木というイメージが強い。鎌倉市内でも何箇所かでオニグルミの木を見ているし、いくつかは自生と思われるが、だいたいどれも大きな木で冬芽を撮るのが難しかった。
それが、こんな海岸で出会えるとは! もちろん植栽だが、大中小合せて三株、大でもさほど大きな木ではないので、冬芽を撮るには恰好の木だった。すでに4時を回り暗かったのと三脚を持っていなかったので、写りはイマイチだったが、また後日撮りに来よう。
という訳で、思いがけずタンキリマメの実とオニグルミの冬芽をゲットできた。
(2006.11.24、市内坂ノ下・鎌倉海浜公園にて撮影)
この葉っぱは間違いなくタンキリマメ!
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可愛い“オニグルミの子”がいっぱい!
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▲ずっとここにいるから、また来てね
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