またまた蝶の話題。昨年7月横浜市の舞岡公園で黒っぽいアゲハを撮ったが、家に帰って調べてみるとナガサキアゲハだった。手持ちの図鑑ではナガサキアゲハの分布域は近畿地方までとあるが、近年北上を続け、関東南部ではそう珍しい蝶でもないようだ。これも温暖化の影響なのだろうか？
撮れた写真は、ラッキーにも雌で、ちょうどカラタチの葉に産卵に来ていたものだった。ナガサキアゲハは雄よりも雌の方が美しいのだ。

今年は春から黒っぽいアゲハをよく見るような気がする。単に自分が蝶に興味持ち始めたせいかも知れないが…。中央公園では、ほとんどがクロアゲハかモンキアゲハ、たまにジャコウアゲハがいるという感じだ。
先月31日、鎌倉駅に近い妙本寺のノウゼンカズラに黒っぼい蝶が吸蜜に訪れていた。モンキアゲハとクロアゲハだな・・と思っていたが、後になって写真をよく見るとクロアゲハと思っていたのはナガサキアゲハだった！ こちらは雄のようだ。
図鑑を見ると、ナガサキアゲハはモンキアゲハ同様、赤い花が好きだという。ノウゼンカズラに来ていたのもうなずける。
今までクロアゲハと思って見過ごしていたナガサキアゲハがいるのかも知れない。要注意だ。

▲ナガサキアゲハ♂／2006.7.31／市内大町・妙本寺

▲ナガサキアゲハ♀／2005.7.23／舞岡公園

▲産卵中のナガサキアゲハ♀／2005.7.23／舞岡公園