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2019.02.28
マンションの訪問客2019/2月の蛾 その2/春のキリガ

2月後半は早起きの昆虫が目覚める時、蛾の世界も例外ではなく早春の蛾が次々と現れる。その代表的なのがキリガ(ヤガ科)の仲間たちだ。
今年も2月20日前後から早春のキリガが出始めた。いずれも春になって羽化したものだ。キリガは種名判別が難しいものもあり毎年悩まされるが、春が近いことを教えてくれるという意味でも出ると嬉しく、毎年注目している。

2019.2.13〜2.28に来たキリガ
▲【2月既出】スモモキリガ(ヤガ科)/2019.2.19/前翅の裾近くにある二つの黒点がトレードマーク/別個体(2/24)戻る
▲ブナキリガ(ヤガ科)/2019.2.21/二つの紋が大きめで接近していることと、外横線がなめらかなのでブナキリガとした/別個体(2/22)別個体(2/23)戻る
▲ホソバキリガ(ヤガ科)/2019.2.21/写真が不明瞭で上の丸紋が見にくいが、二つの紋が離れていて外横線がガタガタなのでホソバキリガとした。ブナキリガよりやや大きい個体が多い。

▲2月最後の日になって分かりやすいホソバキリガ(ヤガ科)が来た。二つの紋が離れていて、上の紋は小さく円に近い。外横線は波打っている/別アングル戻る
▲カバキリガ(ヤガ科)/2019.2.27/模様がはっきりしていて見分けやすいキリガ。みんなこうだといいのだが・・/別アングル別個体(2/27)戻る
▲クロテンキリガ?(ヤガ科)/2019.2.26/紋が不明瞭で黒点が多いが、あまり特徴がない。

▲不明キリガ(ヤガ科)/2019.2.23/これもクロテンキリガかも知れない/別アングル戻る
▲不明キリガ(ヤガ科)/2019.2.19/「二つの紋の形・離れぐあい、外横線の滑らかさ」がブナキリガとホソバキリガの中間のように見える(^^;)が、ぱっと見はホソバキリガかな?

▲不明キリガ(ヤガ科)/2019.2.13/特徴がつかめない。

▲不明キリガ(ヤガ科)/2019.2.21/「頭隠して尻隠さず」だが、二つの紋も外横線もはっきり出ている。小さめのキリガだが決め手がない。

◆早春のキリガは例年3月中旬ぐらいまでが“旬”。
◆次の2種は成虫越冬のキリガ。寒い時期にも時々出てきていた。
▲ナワキリガ(ヤガ科)/2019.2.13/暖かさに釣られて出てきたものの、また寒くなり壁の溝に避難する(^^)。この後3日ほどここにいた/別個体(2/21)戻る
▲ヨスジノコメキリガ(ヤガ科)/2019.2.14/成虫越冬していたものが動き出している。この冬フユシャク以外では唯一よく見かける蛾だったが、2月下旬になって毎日どこかにいる/別個体(2/26)寒い日は溝に避難してるものも(2/28)戻る


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