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2018.11.23 & 11.25
オオアオイトトンボ追跡2

11月になってから3日に一度ぐらいフラワーセンターに行ってオオアオイトトンボをチェックしている。
23日・25日はいずれも暖かな小春日和だったが、思いがけずオオアオイトトンボの産卵飛行に出会った。いずれの日もペア1組と単独の♂1匹を見ている。11月15日以降3匹がここにいるのは確かだ。面白くなってきた。(^^)

ネットでオオアオイトトンボを調べてみると、「産卵は夕方から」とか「夜通し産卵することもある」などという記事が見つかるが、どうなのだろうか?
ちなみに産卵飛行を目撃したのは、11月23日は午後1時半から2時過ぎまで、25日は2時過ぎから3時頃までだった。フラワーセンターは今は4時閉園なので、夕方以降のことは分からない。
何となく午前中に来た方が産卵飛行に出会える確率が高いのか?と思っていたが、そういうことはないようだ。あと、天気・気温が関係するのかも知れない。


大船フラワーセンター/2018.11.23
▲池縁の枯れ草に♂が1匹、ストレッチ中。

▲しばらくこの子と遊んでいると、突然何かが飛んできて絡み合う。何が起きたのか?と思ったら!

▲すぐ側にこんなペアが!! びっくりしてるうちに飛んで行ってしまった。

▲単身の♂は何事もなかったように元の枯れ草に。

▲ペアを探しにシダレエンジュに行くと、いた!

▲なるほど、ここに産卵するのか!

▲オオアオイトトンボは木の枝に産卵するが、孵化した幼虫がうまく水の中に落ちるように、水面に覆いかぶさる木を選ぶのだそうだ。シダレエンジュは長い枝は水につくほど垂れ下がっている。オオアオイトトンボが産卵するには絶好の木だと納得。

しかし、枝垂れの中に入ってしまうと外から見難く、見失なってしまった。

▲先程の単身の♂はまだ水辺にいる。晩秋らしいショットを一枚。

▲近くに寄ってきてこのポーズ。可愛いよ!

▲同上。

▲さて、もう一度シダレエンジュを探してみると、いたいた! 産卵場所を移動して外に出てきた。

▲あちこち移動しながら時間をかけて産卵を繰り返していた。この木に産卵を始めてから約30分経っている。また枝に隠れて見えなくなった。

▲数分後ふと足下を見ると、♂が1匹柵に止まっていた。「産卵飛行が終りましたよ」と告げに来てくれたのかな?(^^) 「おつかれさま〜!」とシャッターを切ると、どこかに飛んで行ってしまった。

2日後(25日)にまた来てみた。

▲単身の♂が迎えてくれた。晩秋らしく撮ってみる。

▲この後ちょっと目を離したすきにいなくなった。と思ったら、ペアが飛んできてシダレエンジュの中に消えた。

▲今日もまたシダレエンジュの中で産卵飛行しているようだ。だが、見つけることができないまま、アキアカネと遊んで待つ。30分経った。

▲シダレエンジュからペアが飛び出してきた! ザクロの木に止まるが、ここでは産卵せず、

▲水辺のマツの木に潜り込んで産卵! ああ、こんなところでも!

こうしてみると、和風庭園はオオアオイトトンボに取ってよい条件が揃っているように見える。あとは池の中にヤゴの餌になるものがあるかどうかだけど・・。次世代にも望みが出てきた。もうしばらく追跡したい。


おまけは、今日のカマバエ(^^)
▲行儀よく一列に並んでいる。

▲仲好し。

▲争ってるというより鬼ごっこしてるみたいで笑ってしまう/写真2戻る

※前回、時間によってカマバエが葉の上に1匹もいなかったり、集団でいたりするのが不思議だったが、どうやら日の当っている時は水面に下りて餌を取り、日が陰ると一斉に上陸するということのようだ。


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