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2012.01.08
越冬虫2種

昆虫の冬越しは様々だ。卵で越冬するもの、幼虫で越冬するもの、蛹で越冬するもの、成虫で越冬するもの、種によって決まっている。いずれもひっそりとどこかに隠れて春を待つ。
達人たちはそんな虫の冬越しを見つけてしまうが、一般人にはなかなか見つけられない。そんなに簡単に見つかっては虫たちも困るだろうが。(^^;)

今日はそんな越冬中の昆虫2種で盛り上がった。いずれも第一発見者(?)の友人夫妻に案内していただいたものだ。一種はホソミオツネントンボ。成虫で越冬する数少ないトンボだが、ハンノキの小枝になりすまして止まっていた。思わず笑ってしまう見事な擬態、役者じゃん!
もう一種はコミミズクの幼虫。昨年12月、手摺の上をてくてく歩いていたあの“変なやつ”だ。(2011.12.10(2)の記事参照) あれ以来、すっかりコミミズクのファンになってしまったが、その子たちがやはりハンノキのひこばえに抱きついていた。
面白いことに、手摺の上を歩いていたのは茶色だったが、枝に張り付いていた子たちは緑色。中には枝らしく黒っぽい模様入りの子もいた。
コミミズクの幼虫は、この日訪ねたもう一つの公園のヤマハンノキにも何と8匹もいた。いずれも緑っぽい色で、ひこばえの枝になりすましており、「いる」と分かっていても探せないほどの隠れ上手。ひたすら脱帽してしまった。

川崎市の公園にて/2012.1.8
▲小枝になり切ってるホソミオツネントンボ♂

▲同上。しばらくしたら動き出した

▲同上。枝の周りを回る

▲同上

▲なかなか渋い模様。春になると体が青くなるそうだ。是非とも春まで頑張れ!

▲ハンノキのひこばえに抱きつくコミミズク幼虫

▲ヤマハンノキ「いらっしゃ〜い、ウチにもコミミズクさんがいっぱいいるよ」

▲「あ、見つかっちゃった?」/写真では見分けやすいが、肉眼で見ると枝と同化しており、「絶対いる!」と思って探さないと見つからない

▲「肩の上に何か乗ってる?」

▲「わたしも首がくすぐったいような・・」

▲「背中がむずむずするよお」

▲「わたしたち、今日は何でこんなに人気者なの? ちょっとお散歩してきまーす」

▲顔の内側を見る

▲「春までコミミズクさんたちをお預かりしますね〜」


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