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2010.03.17
ネコノメソウの仲間達

早春の谷戸にいち早く咲き始めるヤマネコノメソウ、鎌倉に来て初めて知った野草だったが、鎌倉の風土に合っているのかそこここに見られる。早くから咲くので3月になるともう黒っぽい種ができていたりする。この種のできる過程が面白い(↓写真参照)ので、 機会があったらもっと詳細な写真を撮ってみたい。
ネコノメソウの種類は多く、日本には14種、神奈川県内にも8種ほど自生するそうだが、鎌倉周辺で見られるものは多くはない。今日は“きれいな”ヨゴレネコノメを見てきた。
3年前に裏高尾で見たハナネコノメの可愛らしさは忘れられない。また行きたいと思いながら、今年も見送りになりそうだ。(ハナネコノメ 裏高尾を歩く)
ヤマネコノメソウ以外の種はあまり見てないが、種の生成過程はどれも同じようなものらしい。

ヤマネコノメソウ/花から種まで
▲雄しべは普通8本と言われるが、近くで目にするの4本のものばかり

▲花が終ると萼が立ち上がってくる。中心部の花はすでに種の生成時期に入っている

▲ほとんどの花が種の生成期に入った。一つの子房が二瘤に分かれてるように見えるが、中では繋がっている

▲種の生成期は蓋が閉まって中が見えないが、ちょっとのぞいてみると白い種が見えた

▲これも蓋を開けて中を見せてもらったもの。まだ未成熟な状態だった

▲種が成熟すると徐々に蓋が開く。いちばん手前以外は自然に蓋が開いたもの

▲種が成熟するとこういう状態になる

▲種には根のようなものが生えていて子房の壁にしっかりくっついている。どうやって散布されるのだろうか?


ネコノメソウ属いろいろ
▲ヨゴレネコノメ

▲同上。名には似合わず、なかなかきれい

▲ハナネコノメ

▲ツルネコノメソウ

▲ネコノメソウ


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