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2008.08.14

先月に引き続き写真グループで切通しへ。今回は釈迦堂切通だ。鎌倉の内と外を結ぶ切通しは“七口”と呼ばれるように七つあるが、この釈迦堂切通は鎌倉と外を結ぶものではなく、七口には入ってない。
トンネル状の壁に刻まれた襞が歴史を感じさせるが、実はこのトンネルがいつ通じたものかはよく分かってないようだ。本来の切通しはこのトンネルの上を通っていたとも言われている。(釈迦堂切通についてはこちらのサイトが参考になる。)

この日も朝から真夏の太陽が照りつけ、どこに行っても酷暑に耐えねばならないか・・と覚悟してきた。が、意外や意外、鬱蒼と繁る木々が日差しを遮っていただけでなく、切通しには心地よいそよ風が吹いていた。
ヤブミョウガの白い花がひっそりと咲く他は花らしい花もなかったが、昼なお暗い木蔭には、時折蝶の舞う姿が見られた。どこかでツクツクボウシが鳴いている。この夏初めて聞く声だ。人の住む町からほんの5〜6分歩くだけで別世界、鎌倉にはそんなスポットがまだまだたくさんある。

釈迦堂切通/2008.8.14/市内浄明寺
▲北側(浄明寺側)から見る

▲同上/ヤブミョウガ越しに

▲同上/散歩する家族連れ

▲歳月を感じさせる岩壁の襞

▲通り抜けはできるが、崩落の危険があるので自己責任で・・

▲トンネル内部のやぐら

▲南側(大町側)から見る

▲同上/岩壁に張り付くイワタバコ

▲同上/花はヤブミョウガのみ

▲トンネル近くに飛び交うアオスジアゲハ

▲テングチョウ


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