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2006.10.03
ツチイナゴ

秋になって草むらのバッタも多くは成虫になっている。ほとんどのバッタは卵で越冬するから、バッタが見られるのもあと1ヵ月余りだろうか。
その中で、ツチイナゴだけは成虫で越冬するそうだ。枯れ葉色の大型の成虫だが、寒い冬の間、どんなところで暮しているのだろうか?
中央公園のヌスビトハギにツチイナゴの幼虫がいた。このイナゴ、目の下に黒っぽい線があって、涙を流しているように見える。秋も深まってきた。この子が成虫になる日も近そうだ。
(写真は2006.10.3、鎌倉中央公園にて)

▲「あら、ツチイナゴ君、泣いてるの?」
「泣いてなんかないよ〜。ぼくは弱虫じゃないぞ〜!」
▲「ほら、今からそっちに移るからね」
「うわー、足長いんだね〜!」
▲「足で枝を引き寄せといて、それから移るんだよ」
「ふーん、頭いいんだね〜!」
▲「よいしょ! こんなの軽いよ」
「ぱちぱちぱち。うまいね〜」
▲「どんなもんだい!」
▲「こっちの枝にはまだ葉っぱがあるからね。これ食べられるかな〜?」
「もうすぐ大人になるんだよね? 冬は寒いけど今のうちに体力つけてがんばってね〜!」



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