悪妻倶楽部紅しだれコンサート
2000.5.1



4月6日、悪妻倶楽部の友人達と京都平安神宮の紅しだれコンサートに行ってきた。悪妻倶楽部とは、かつて(もう20年近く前)豊橋市で同じアパートに住んでいた奥さん達数名が、「私達も何か楽しいことをやろうよ!」と週一回我家で「リコーダーで遊ぶ会」を始めたのが発端である。悪妻倶楽部という名前とは裏腹に、クラシック音楽好きな人達が主婦業・母親業を忘れて、しばしバロック音楽を奏でようという優雅な集いだったのだ。もちろん、その後のお茶、おしゃべりが楽しみだったことは言うまでもない。(何やらどこぞの倶楽部とも似ているが…。^-^;)

悪妻倶楽部といういささか自虐的なネーミングをしたのは私だということになっているが、当の本人はよく覚えていない。別に「隠れ良妻倶楽部」でも「元ギャルの集い」でもよかったのだが、何となく語呂がよくてみんなが気に入ったのだろうと思う。何だか怖そうな人達の会のように聞こえるが、決してそんなことはない。謙虚な「自称悪妻」の集まりとでも言っておこうか。ちなみに会長は私ではない。念のため。
そんな「自称悪妻」達だが、今は西は福岡から東は鎌倉まで住んでいるところはバラバラだ。1年に1回どこかで会うのが恒例となっている。

ところで、この紅しだれコンサートは、当紫陽花倶楽部会員のかぼちゃさんに教えていただいた。毎年この時期に平安神宮東神苑で開催され、夜桜を眺めながら笛や弦の調べを聴くといった風雅なイベントだという。この話を聞いた瞬間、「これは悪妻倶楽部の例会にピッタリではないか!」と直感した私は、早速みなにメールしたところ即座に賛同を得た。もっとも、私がやったのはここまでで、後のアレンジはいつもながら京都に住むMさんがやって下さった。

さて、当日。今年は紅しだれの開花が特に遅く、まだであるのを知った時は一同愕然としたが、コンサートは予想以上にすてきだった。その様子は、主催者である京都新聞のページに書かれているので、ここでは省略する。
主催者の記事なので紅しだれの記述は若干苦しい表現だが(^-^;)、不思議なことに境内がライトアップされると、桜は咲いてなくてもそれなりの雰囲気は出るものだ。現実を忘れる何とも不思議な時空間であったことは確かだ。

持っていたデジカメではさすがにいい写真は撮れなかったが、何枚かの写真をお目にかけよう。少しずつ暮れてゆく光の移ろいと、水に映った貴賓館や桜がいかに雰囲気を盛り上げていたかを感じていただければ幸いだ。

平安神宮・東神苑
 


【追記】 コンサートの初日とあってTV局もたくさん取材に来ていたが、何とわが悪妻倶楽部のメンバー二人はある放送局のインタビューを受けていた。いったい何で目立っていたのだろうか・・・? 口パワーにかけては誰にもひけをとらない人達だが(私は一人静だが・・ ^-^;)、このようなしっとりとしたコンサートでお喋りに花を咲かせるような無粋な人達ではない。恐らくこの優雅なコンサートにいかにも相応しい人達と思われたに違いない。と勝手に解釈することにした。(^-^;)
なお、その一人であるMさんが当日の様子をホームページに載せておられるのでリンクを張っておこう。

一人静  
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