キーボードが打てないと・・・
2000.4.11
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要約筆記の話を続けようと思っていたが、気が変わって脇道に逸れることにした。

前号のウィンドウを流れていた文字は1時間に6000字の速さである。かなりゆっくり動いているように見えるので、「これぐらい楽勝!」とトライしてみたもののついていけなかったという方も多いと思う。それもそのはず、この速さは、日本商工会議所のワープロ検定1級レベルだ。しかも、ローマ字入力で1級をとるのはかなり難しいとされている。

今回は色々なスピードでメッセージを表示できるようにしてみた。メモ帳などのエディタかワープロを開いて入力してみてほしい。自分がどれぐらいのスピードで打っているか分かると思う。ついでに手書きのスピードも測ってみよう。(ただし、手書きの場合はそのスピードで長時間続けられるわけではないが。)

同じ文ばかり出てきたのでは面白くないので、練習文は過去のかわら版記事から無断で借用させていただいた。寛容な方達ばかりなので、快諾していただけるものと思う。(^-^;)

 

      

ところで、プロのオペレータでなくても「10000字/時」ぐらいのスピードについていける人はいる。単純計算すると、「1000字/時」の人はキーボードを打つのにその人の10倍の時間を費していることになる。しかも遅い人ほど疲労は大きい。こっちの方がもっと問題だ。

パソコンを始めて間もない人が二人いたとしよう。タイピングにかかる時間に関して、一人は「1000字/時」レベル以下、もう一人は「3000字/時」レベルだっとすれば、1年後、二人のパソコン習熟度の差は歴然としている。

「妻にパソコンを教えたら、いつの間にか自分より夢中になり、毎日メール交換を楽しんだり、知らぬ間にホームページまで作っていた。今では妻の話すパソコン用語がさっぱり分からない・・」などという話はよくある。それも元をただせば、タイピング能力の差から始まっているといって間違いないだろう。

世のご亭主方、キーボードをバカにすると、亭主の威厳が保てませぬぞ!

一人静  
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