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2024.10.26
クロマダラソテツシジミ

10月は「爽やかな秋」をイメージする人もいるが、意外と秋晴れの日は少ないものだ。そして野の花が終り、虫たちも急激に減ってくる。紅葉にはまだ1ヶ月早い。フィールドを歩いて写真を撮っている人にとっては被写体に苦労する月かも知れない。
それにしても、このところの不順な天候はどうしたことか? 急に雨が降り出したり、晴れても湿度が高く秋らしくはない。
今日も曇り日だったが、10月11日以来2週間ぶりにフラワーセンターへ行ってみた。


大船フラワーセンター/2024.10.26
▲まずは和風庭園へ。予想どおり曇り空の下ではアキアカネの産卵飛行は少ない。トンボ自体非常に少なかった。
園内は草が刈り込まれているが、シジミチョウが数匹ちょろちょろ飛んでいる。ウラナミシジミが多いが、前回(10/11)撮ったチョウの中に図らずもクロマダラソテツシジミが混じっていたので、今日は気をつけて探す。
クロマダラソテツシジミ♀ 2024.10.11にここで撮影

▲これはウラナミシジミ。今一番多いシジミチョウかも知れない。

▲いたいた! クロマダラソテツシジミ! これは高温期型かな。昨年までにフラワーセンターで見たクロマダラソテツシジミはすべて低温期型だったので、高温期型は見慣れておらず、前回は見逃していたのかも知れない。

▲ちなみに、これらは昨年までにフラワーセンターで見た低温期型/2020.12.8/2021.10.232021.11.28戻る
▲他にも何匹かクロマダラソテツシジミがいた/表翅を見せてくれる。これは♂別アングルで戻る
▲同上・別個体/開翅戻る
▲同上・別個体/正面顔を撮らせてくれた。

▲他にはヤマトシジミが時々クロマダラシジミに絡んでいる/別個体戻る
▲フジバカマにイチモンジセセリ。クロマダラソテツシジミはフジバカマには来ないようだ。


和風庭園を出てソテツの近くまで来ると、枯れ葉や枯れ枝の上に小さいシジミチョウが6〜7匹群がっている。みんなクロマダラソテツシジミだ!
昨年まではどこかで発生したものがフラワーセンターに飛んできたのかと思っていたが、今年はここで発生したんだと確信した。6月〜9月の間、フラワーセンターに来なかったので、発生を見逃してしまったのは残念。


関東では越冬できないとされているクロマダラソテツシジミ、さて、来年以降どうなる? ウラナミシジミと同じような経過を辿って棲み着くかも知れない。
しかし、あまり派手に増殖すると駆除されてしまうよ!


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