2022.03.31
春を告げるキブシ
デジカメを持って写真散策を始めたのが二十数年前、はじめはお寺を巡って花の写真を撮っていた。その後鎌倉市主催の「みどりの学校」に参加してから自然のフィールドに目が向くようになり、谷戸歩きがベースになった。
四季折々の谷戸風景は「ああ、またこの季節がやってきたんだ」と安心感のような懐かしさを感じさせる。中でも、鎌倉に来て初めて知ったキブシの花は、春を告げる花として大事な役割を果たしている。
ところが、一昨年・昨年・今年と3年も春の谷戸をほとんど歩いていない。谷戸にキブシが咲く頃に、キブシを知らない人を案内してあげたいと以前から思っているが、今年もその時期を逸してしまいそうだ。
それでも、遠くまで行かなくてもキブシは見られる。自宅マンションの隣接地にもあるし、近場散歩の範囲にも結構立派なキブシが咲いている。鎌倉はキブシに好かれる土地なのだ。
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