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2019.05.03
新緑の中央公園

10連休もあと4日を残すところとなった。4月15日以来の中央公園へ。
連休のこの時期、例年ならどこに行ってもフジとミズキが目立つのだが、今年は咲いていることは咲いているもののどこか地味。中央公園のミズキも同様で、遅れているというより地味に咲いているという感じ、カマツカに至ってはしょぼしょぼっと咲いた花がもう終りかけていた。
やはり昨年秋の台風による塩害が関係してるような気がするが、以前にもこういう年があったはず・・と過去記事を探してみると、2012年がまさに同様で「やはり昨年秋の台風の影響か・・」と書いている。(2012.5.14の記事参照) ヤブデマリだけはよく咲いていることも今年と同じだ。

新緑の中でオトシブミやチョッキリ、カワトンボを探して歩いた。


鎌倉中央公園/2019.5.3
▲民家の垣根から顔を出すエノキの幼木にヒメゴマダラオトシブミの揺籃が!/この後中央公園のケヤキにもヒメゴマダラの揺籃がいくつもついていたが、作成者のヒメゴマダラは見かけず。

▲思いがけない所にツリバナ(ニシキギ科)が。この花を見つけるとなぜか嬉しい/同じ株戻る
▲同じくニシキギ科のコマユミ。こちらは割とよく見かける。

▲ツルウメモドキもニシキギ科。こちらは雌雄別株で写真は雄花/雄花2戻る
▲ツルウメモドキ雄花。晩秋に弾けた実が楽しめるのは、もちろんこちらの株。

▲今年のフジは地味な咲き方をしてるところが多いが、ここは“滝”のように咲いている。

▲“滝手毬”と呼んでいるヤブデマリ、今年もよく咲いている/写真2戻る
▲ミズキも咲いていることは咲いているのだが・・。

▲毎年連休の頃に咲くハクウンボク/そこそこよく咲いている戻る
※最近この木がエゴツルクビオトシブミに人気だが、今年も揺籃がいくつかついている。
▲これはエゴノキにいたエゴツルクビオトシブミの♂♀。

▲ん? カラムシの上に2匹のオトシブミ?

▲同上/すぐ側にあるエゴノキから落ちてきたエゴツルクビオトシブミ♀のようだ/近くのイヌビワにもいた戻る
▲こちらはノイバラにいたヒメクロオトシブミ

▲オトシブミはホストの木で見ることが多く、種名で迷うことは少ないのだが、似た者同士としてはエゴツルクビオトシブミ♀(写真左)とヒメクロオトシブミが(写真右)ある。
見分けのポイントとしては/矢印位置のカーブに注目!/エゴツルクビの方は頭部〜首がなだらかに細くなっているのに対し、ヒメクロは急に細くなっている/戻る
▲ノイバラでヒメクロオトシブミを撮っていたら「わたしも撮って〜」と割り込んできた蝶。見てビックリ! トラフシジミの春型だった!/ぼろぼろだがここでトラフシジミ春型を見るのは初めてだ戻る
▲昨年モモチョッキリを楽しませてくれたボケの木、今年は実が小さくチョッキリの姿は見えず・・。木の中の方は真っ暗だったが、ダメ元でフラッシュを焚いてみると・・、いた〜!/少なくとも3匹いる1時間後に来てみると交尾中だった(^^)戻る
▲その他、葉上や手すりの虫など。これはリンゴコフキハムシ?/イタドリハムシヨツキボシハムシジョウカイボンの仲間マルウンカ/もう5月だけど甲虫が少ないような・・。これも塩害の影響か?/戻る
▲手すりに止まるシオヤトンボ、やっと見つけた。

▲さて、今日のターゲットでもあったカワトンボも全部で5〜6匹見ただけだったが、帰り際によく遊んでくれた。

▲ハクウンボクの木でパトロールを繰り返すカワトンボ。このきらきら光る茶翅を撮りたいといつも思うのだが、なかなかうまくいかない。
 



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