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2019.04.25
函南の里を歩く

縁あって写真仲間で函南の里を歩くことになった。「函南駅」は子どもの頃から東海道線で何度も通っているにもかかわらず、降りたこともなく、今回ネットで調べるまで函南についてほとんど知識がなかった。

この日は地元の女性Hさんが案内して下さった。「何にもないところよ」と言われるが、いえいえ、どうして! カワトンボを探しながら渓流沿いの道(車が走るような道路)を歩けば、うっかりサワガニを踏みつけそうになる。そんな“贅沢な野道”が何よりのお宝! 最近ではなかなか味わえない昔懐かしい里歩きを楽しんだ。


静岡県田方郡函南町/2019.4.25
▲函南駅構内をツバメがうろうろ。今年はここに巣を作らせてくれないようで困惑してる?

▲駅からこんな街道沿いを歩く。

▲フジの花が新緑のアクセントに。

▲ウメの実が行儀よく並んでいた。(^^)

▲サクラの木で餌を探すヤマガラ、大収穫でご機嫌?

▲道路の谷側はこんな渓流になってきた。

雄花を垂らす沢沿いのオニグルミ。

▲遠くのオニグルミに雌花を見つけた。望遠で何とか・・。

▲ジャコウアゲハ♂が2匹、絡み合いながら飛んでいた。1匹がツツジに着地。

▲おっと、道路の端にサワガニが!

▲そっちに行くと車に轢かれるよ! 実際踏まれたのか轢かれたのか死んでるサワガニもいた/この後もあちこちでサワガニを愛でながら歩く。

▲フジの蔓にフジハムシのカップル。

▲カワトンボが増えてきた。

▲ムクノキで休むカワトンボ、羽化まだ間もないようだ。

▲渓流沿いを歩く。

▲沢沿いの木にヨツメトビケラ。

▲山側にも色々生えているが、なかなか両側には目が行き届かない/これはコバノハナイカダかな?

▲シロバナハンショウヅルを見つけた。函南では珍しいとのこと/花のアップ戻る
▲林縁にエンコウカエデが散見。

▲サルトリイバラの雌花があちこちで目についた/雌花2戻る
▲高源寺に着いた。

▲苔むす石畳み。

▲同上/門前まで続く。

今朝まで降った雨のせいもあり境内の緑が美しい。

▲苔の上にヒメヨコバイが座っていた。(^^)

▲砂利の上に止まるカワトンボ。

▲敷石の間にギンランが! よく踏まれなかったねぇ。

高源寺の境内でお弁当を食べしばらく休憩。Hさんが作ってきて下さったタケノコや山菜のお料理もいただき、リッチな気分に浸る。
午後はやや急ぎ足で山沿いの道を歩き、長源寺や春日神社の大クスに立寄りながら函南駅に向かった。

▲山沿いの野道を歩く。ほとんどアップダウンのない舗装道路で歩きやすい道ばかりだった。

▲春日神社の大クスノキが街道沿いに/案内版戻る
▲同上/この木の直ぐ側を新幹線が通っている。案内版にあるとおり、新幹線工事のために枝が少し払われたこともあるが、状態はとてもいい巨木とのこと。

▲同上/場所は新幹線下りで言うと、新丹那トンネルを出た後小さな函南トンネルを抜けてすぐの右手になる。新幹線の車窓から見られるかも知れない。(^^)

▲朝10時から午後3時過ぎまで、木々の緑に目を休め、路傍の草花を愛で、虫や鳥を探しながらカメラ散歩を楽しんだ。
Hさん、ご案内下さった上にご馳走になったりお土産までいただき、本当にありがとうございました。函南の里、いつか来たことがあるような、そしてまた来たくなるような“懐かしい里”でした。


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