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2019.04.23
カワトンボ飛ぶ広町の谷戸

4月9日以来の広町緑地へ。前回来てからもう2週間も経ったなんて信じられない程の早さだ。谷戸に入ると黒いアゲハが2匹絡み合いながら飛んできた。羽化したてのジャコウアゲハ♂のようだ。
小川沿いを歩くと予想どおりカワトンボが止まっていた。4〜5匹出会ったが、どれも眼がまだ灰色だった。羽化後何日ぐらいで眼が黒くなるのだろうか?
エゴノキの低木にはエゴツルクビオトシブミの♂が1匹、暇そうに葉を食べていた。揺籃も2つほどついていたが作業中の♀は見当らず、まだ出始めのようだ。

続いて隣の谷戸に向かう。先日見たアカボシゴマダラ幼虫は元気にエノキの葉に紛れ、ノイバラではヒメクロオトシブミとチョッキリ1匹ずつを確認した。
一番広い谷戸ではもうカマツカが咲き始めている。この谷戸でもカワトンボ数匹に出会ったが、眼を見ると先程の谷戸よりやや早く発生したようだ。

そして、今日の思いがけない出会いはゴマダラオトシブミだった。ゴマダラオトシブミはオトシブミとしては数が少なく、広町ではクヌギの葉を巻いているのを何度か目撃してるが、いつも決まった木でしか見ていない。
今日見たのはコナラを巻くゴマダラオトシブミだった。ちょうど揺籃を作り終えたところだったが、他には揺籃も見かけなかったので、こちらもまだ出始めなのかと思う。定着するかどうか要注目だ。
今年は4月のうちに、鎌倉で毎年見られるオトシブミ6種のうちウスモンオトシブミを除く5種を見ている。一般には虫の出は遅いような気がしているが、早いものもあったりよく分からない年ではある。


広町緑地/2019.4.23
▲ジャコウアゲハ♂2匹が絡み合いながら飛んでいたが、そのうちの1匹。セリバヒエンソウで盛んに吸蜜していた。

▲小川沿いで休むカワトンボ・茶翅タイプ/透明翅タイプ戻る
▲カエデの木の上で休むものもあり。いずれも眼がまだ灰色。

▲久しぶりにホソオビヒゲナガを撮る/最近ヒゲナガガに気づかずよく飛ばしてしまっていた。この子も一度飛ばしてしまったが、ここが気に入っているのか、すぐに戻ってきた。

▲同上/えっ? もっと近寄っていいの?

▲同上/顔も撮らせてくれるって!(^^)

▲葉の先で下翅を出したり入れたりしてる虫がいる・・と思ったら、カシルリオトシブミだった!/うまく畳めないようだが・・戻る
▲エゴの葉を食べるエゴツルクビオトシブミ♂/「ぼく一人で寂しいよ・・」戻る
▲先日のアカボシゴマダラ幼虫は・・? いるいる! 堂々と隠れてる?!/頑張ってるね!戻る
▲ノイバラを見るとお仕事中のチョッキリが! 先日の子かなあ?/こんな小枝がいっぱい!戻る
▲同じノイバラにヒメクロオトシブミ。チョッキリさんに先を越されてしまったね!

▲湿地ににコチャバネセセリ。

▲咲き始めたカマツカ/まだこれくらい戻る
▲マルバウツギはなぜかこの木だけが早く、あとはまだ蕾だ。

▲コナラにゴマダラオトシブミを発見!/「ちょうど巻き終ったところだよ」「あと、最後の点検したら」戻る
▲同上/「バイバイ、また作りに来るからね」

▲おっと、思いがけないところにアカスジキンカメムシの終齢幼虫が!

▲この谷戸のカワトンボ、眼が黒くなってきている/別個体戻る
▲開花を待つヤブデマリの花たち。いつの間にか初夏の景色になってきた。


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