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2018.05.12
谷戸に暮す虫たち1/オトシブミ

5月の観察会は町田市の谷戸で。この谷戸は鎌倉など神奈川南部の谷戸とは棲息する虫がかなり違うため、新鮮に映る。次々と途切れることなく見つかる葉上の虫につき合っていると、まさに時速50m! それぞれが思い思いにカメの歩みを楽しんだ。

まずは鎌倉では見たことがないオトシブミ3種。
沢沿いのアブラチャンを巻くヒゲナガオトシブミは、この谷戸の主と言ってもよいほどあちこちにいた。揺籃作成中のカップルも多数。
ヒゲナガオトシブミほど数が多くないが、ぜひここで見たいルイスアシナガオトシブミは、かなり前に作られたと思える揺籃がぶら下がっており、もう遅かったか?と思われたが、幸運にもケヤキの幼木でお仕事中の♀を見ることができた。
もう一つ、これも数は多くないと思われるヒメコブオトシブミ(=コブオトシブミ)も思いがけず見ることができた。


町田市相原町/2018.5.12
▲コアカソなどイラクサ科の葉を巻くヒメコブオトシブミ。以前もこの谷戸で見てるが、他ではあまり見ないオトシブミだ。

▲↑とは別の場所だが、コアカソについたヒメコブオトシブミの揺籃。揺籃としては大きめ。

▲ケヤキの幼木で揺籃作成中のルイスアシナガオトシブミ。

▲ルイスアシナガオトシブミは作った揺籃を切り落としてしまうことが多いが、中にはこんな風に残っているものもある。

▲一仕事終えたルイスアシナガオトシブミ♀/ちょっと恐いおじさん顔?だが、シャイな性格?/筋肉もりもりの“腕”「恥ずかしいよお」戻る

▲沢沿いのアブラチャン、こんな切り落とし痕があったらヒゲナガオトシブミが見つかることが多い。

▲いたいた! ♀(右上)が作業中の葉に♂が2匹。これは揉めるパターンだ/♂同士が争い始めた(ぼけぼけ写真だが・・)勝負がついたようだ勝者が葉の内側にいる♀をゲット戻る

▲こちらは谷戸奥のアブラチャンで揺籃作成中のヒゲナガオトシブミ/相変らず♂がべったり張りついて応援(?)してます戻る

▲こちらの葉では♀が作業に取りかかったところ/上部に切り込みを入れた♀が下に行った隙きに♂現れるライバル現れる!戻る

▲♂が多く♀が足りないように見えるが、これは沢から離れたアオキの葉で(隣にアブラチャンの小木あり)ひと休みしてる♀。こういうシーンは珍しいかも。

▲3時過ぎ、今日の揺籃作りは終ったのか、♂が数匹、ヒマそうにうろうろ。“ヒゲナガ”というより“クビナガ”という感じだが、姿はカッコいいね!/飛ぶかな?戻る

▲最後に飛翔を撮らせてくれた。(^^)


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