2016.06.03
オオアオイトトンボの羽化
夕方のミドリシジミ・ショーを狙って2時頃に中央公園へ。まずはハンノキ湿地へ向かうが、木の上にも下草の上にも蝶の姿はなし。
湿地に隣接する水辺に花菖蒲が咲いているが、その横はハス沼だ。昨年ミドシシジミを待つ間に羽化したてのオオアオイトトンボを見つけたことを思い出し、ハスの茎を見ると・・・、いた! あっちにも、こっちにも、今朝羽化したと思われる初々しいオオアオイトトンボがしがみついていた。昨年は脱け殻ばかりでトンボは1匹だけだったが、今年はどの脱け殻にもトンボがくっついている。1本の茎に2匹のトンボがついているものもあり、見えるところだけで6〜7匹はいただろうか。
このトンボたちは、昨年10月頃産みつけられた卵からヤゴの時代を経て、今朝めでたく羽化したものと思う。同じ日に同じ親から産まれたものかも知れないが、それにしても半年以上経って同じ日に羽化するというのが何とも不思議に思える。
オオアオイトトンボはこの後この場を離れ、夏は森かどこかで過ごし秋になって戻ってくるという。またここに戻っておいでよ!
夕方4時頃に来てみると、すでに飛べるようになってハスの茎から離れたものもいた。当初の目当てだったミドリシジミの方は、一組が卍飛行しながら近くまで下りてきたものの、撮影はうまく行かず・・。
鎌倉中央公園/2016.6.3
▲ハナショウブの水辺にはショウジョウトンボ(写真)やシオカラトンボが飛び交う。
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▲おっと、ハスの茎に羽化したてのオオアオイトトンボが2匹! 上の♀はもう腹部が伸びているけど、下の♂(?)はまだ脱皮して間もないようだ。
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▲こっちにもいた!
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▲夕方4時過ぎ、ずい分しっかりしてきたね。
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▲上にいた♀はもう飛び立ったようだ。
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