2015.10.22
広町の秋/蝶とトンボ
秋晴れが続く。10月21日・22日と2日続きで広町へ。ここ2年ほど広町の湿地が少し変わった。園路が舗装されたり、湿地を縦断する木道ができたり、人工の池ができたり・・。それによって湿地に棲息する昆虫たちも場所を移動したりしているのだろう。環境が変わってどんな変化が起こるのか注目だ。
最近広町へ行くと最初に行くのは新しくできた池、ここに来るトンボが目当てだ。この2日間に見たのはアキアカネとオオアオイトトンボだった。オオアオイトトンボは単独のものが多いが、連結したカップルも3組見かけた。池の縁に木はないので、どこに産卵するのだろう? 先日たくさんいたアジアイトトンボは1匹だけ見かけたが、すぐに周りの草むらに隠れてしまった。
木道の上にはアキアカネが日向ぼっこしている。その中にコノシメトンボ(または、ノシメトンボ)が1匹だけ混じっていた。
木道左右のミゾソバ湿地には蝶が飛んでいる。見ればウラギンシジミ、テングチョウに加えてムラサキツバメが数匹飛んでいた。♂も♀もいるようだ。ムラサキツバメは集団越冬する習性がある。泉の森で見た大集団を思い出したが、広町でも集団越冬が見られるだろうか?
今回は見なかったが、クロコノマチョウも発生しているようだ。まだ蛹もある。
キタテハ、ルリタテハ、ウラギンシジミ、テングチョウ、ムラサキツバメ、クロコノマチョウ・・、広町で成虫越冬する蝶が出揃ってきた。
広町緑地/2015.10.21&22
▲連結したオオアオイトトンボが来た!
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▲もう1組来た! どっちを撮ろうか迷ってしまう(^^;)
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▲秋の風情が出るように撮りたいアキアカネ
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▲同上
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▲同上
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▲木道が大好きなトンボたち
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▲ノシメトンボかコノシメトンボ♀
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▲数匹のテングチョウがミゾソバ湿地を飛び回る
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▲吸水に来たウラギンシジミ♂
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▲ウラギンシジミ♀/先日は♂ばかりだったが、今日は♀も!
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▲クロコノマチョウの蛹
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▲キタテハ。セイタカアワダチソウ、ミゾソバ、コセンダングサ・・と飛び回る
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▲木道が好きなルリタテハ
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▲ルリタテハ幼虫/寒くなってきたけど、頑張れ!
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▲ここからは成虫越冬しない蝶/ツマグロヒョウモンはセイタカアワダチソウが好き
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▲イチモンジセセリ
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▲モンシロチョウ
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▲ウラナミシジミ/数匹が畑を飛び回っていたが全く止まらず。止まってくれたのはこの子だけ
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▲お疲れ様のベニシジミ
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▲忘れられそうだが、ヤマトシジミもまだ頑張っている
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秋晴れの下、いつになく蝶で賑わう広町の谷戸だった。
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