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2014.08.11
真夏の中央公園

昨日は台風11号が日本を横断したが、関東には大きな影響はなかった。今日は“台風一過”の晴天が期待されたが、青空にはなったものの風が強く湿度も高い。行こうかどうか迷ったが午後から中央公園へ。来てみると思ったより涼しく、特に木陰は吹き抜ける強風が気持ちよかった。鎌倉が東京・横浜より涼しいのは、やはりコンクリートの建造物が少なく樹木が多いことが大きな要因だと思う。

さて、8月に中央公園に来るのは3年ぶりだが、最初に目についたのは蝶、それもモンキアゲハやクロアゲハなどアゲハの仲間が多いことだった。いつもの樹液酒場にはサトキマダラヒカゲとルリタテハ、他でキタテハを見かけた。ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの姿は見られず。

今日チェックしようと思っていたのはエゴノキの実に産卵するエゴヒゲナガゾウムシだった。早速いちばんよく実のなるエゴノキに行くと、エゴの実にたくさんの齧り痕が! この木でエゴヒゲナガゾウムシを見つけたことはなかったが、ついに今年は来たのか! 見上げると2カップルがせっせと産卵準備をしていた。
雄雌とも目が顔の縁(雄に至っては顔の裏側)についていて、何ともユーモラスなゾウムシだ。しかし、どちらも高い所にいて風も強く、かなり粘ったがよい写真は撮れなかった。
久しぶりに湿地の一番奥まで行く。湿地の縁に張られたロープの杭に面白い虫がいることがあるが、今日は何とエゴヒゲナガゾウムシ♀が乗っていた!(上を見回しても、どこにエゴノキがあるのかよく分からなかったが…) 動き回ってなかなか顔を見せてくれなかったが、何とか撮影。
ちなみに今日は同じ並びの杭の上にウシカメムシ、それもカメムシファンに人気の5齢幼虫がいた! 見逃せない虫スポットとして今後も要注目だ。

鎌倉中央公園/2014.8.11
▲エゴヒゲナガゾウムシのカップル。エゴの実を齧って産卵準備する♀、右は♂/写真2写真3写真4戻る2011.8.3の記事参照
▲杭の上に乗っていたエゴヒゲナガゾウムシ♀ 顔見せて!/写真2写真3写真4写真5写真6/“顔無し”を連想してしまうが、見慣れると可愛い/戻る
▲ウシカメムシ5齢幼虫/インパクトある牛の顔!戻る
▲近くにいたデーニッツハエトリ幼体

▲クリの葉裏にオオトリノフンダマシ、この夏はよく出会うような・・

▲「見慣れないカメムシ(幼虫)?」と思ったが、よくいるチャバネアオカメムシの幼虫らしい・・

▲目つきが変(?)なシロオビアワフキ/目開いてもやっぱり変?戻る
▲ハダカホオズキの葉をめくってみたら、一個だけ花が咲いていた/この花を見るとマクロで撮りたくなる戻る
▲クサギの花を独り占めするモンキアゲハ/写真2写真3ナミアゲハクロアゲハ/春は蝶が少ないと思っていた中央公園だが、夏になるとさすがに多い/戻る


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