2014.07.03
ネムノキの咲く頃
バッタ・イナゴの成虫は概して可愛くないものが多いが、一齢幼虫に出会うと心が和む。春先最初に登場するのがヤブキリの幼虫、5月になるとフキバッタの幼虫がそこら中に見られるが、梅雨以降に出てくるバッタはいつの間にか大きくなっていて一齢幼虫を見逃してしまうことが多い。中でもササキリの一齢幼虫はとても可愛いのだが、残念ながら中央公園ではまだ見たことがない(成虫も)。数年前からツチイナゴの一齢幼虫にも注目しているが、そろそろ出てくる頃か?
そんな中、今日は初見の一齢幼虫に出会った。湿地の縁にオンブバッタの一齢幼虫がいるなと見ていると、中に見慣れない幼虫が! 成虫になった時の顔を想像してみたが特定できず・・、帰宅後調べたらコバネイナゴの一齢幼虫だった!
今日はもう一つ、幼体と思われるハエトリグモにも出会った。これも帰宅後調べるとデーニッツハエトリの幼体と判明。こんなマイナーなものも、その日のうちに調べがついてしまう。ネットがあればこそ、だが、それが虫にハマる要因にもなっている。
谷戸にはいつの間にかネムノキが咲き、田んぼ周りにはチダケサシやミソハギが咲いていた。梅雨明けはいつ頃になるのだろうか? 草木にも虫にももう少し雨がほしいところだが。
鎌倉中央公園/2014.7.3
▲同上
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▲田んぼ脇にチダケサシが咲いている
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▲同上。その向こうはミソハギ
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▲同上
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▲ヤマノイモの葉からのぞくのは主のヤマイモハムシではなくクロウリハムシ?
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▲静かな田んぼ、よく見るとショウジョウトンボが止まっていた
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▲ネムの花が咲いている
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▲今年はネムノキの当り年なのか? こんなにネムノキが多かったか!と驚く
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▲ネムの咲く谷戸――季節感があっていい感じ
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▲クサギカメムシの兄弟(二齢幼虫)/以下、今日出会った虫たち
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▲オオクロトビカスミカメ
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▲オオクロカメムシ
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▲カナムグラにヒメカメノコテントウ黒色タイプ(左上)とカナムグラヒメゾウムシ(右下)
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▲ヒメゴマダラオトシブミが揺籃から出てきて後食中@エノキ
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▲サクラの葉裏にコイチャコガネ
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▲キマダラセセリ
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▲あちこちで草刈りがあり、カラムシ探して引越しが大変なラミーカミキリ
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▲梅雨明けを待つ静かな谷戸でした
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