2014.06.29
横浜自然観察の森
雨上がりはいい写真が撮れそうな期待を持ってしまうが、雨が上がった途端、真夏のような日差し。広町に行こうかと家を出たが、そろそろ目新しいトンボが出てきてるかも…と気が変わり、横浜自然観察の森に行くことにした。トンボなら瀬上市民の森もよいのだが、観察の森の方が木陰が多いので楽かも知れない。
バスを降りるとすぐ虫の多い散策路に入れるのもこの森のよいところだが、今日は草刈りしたばかり(>_<)のようで急ぎ足で通り抜ける。小川沿いは残り少ないカワトンボがいるぐらいで、ハグロトンボなどは見かけなかった。
2ヶ月ほど前、ハラビロトンボで賑わった池に行くと、水がほとんど干上がっていてトンボの姿は皆無。来年のハラビロトンボはどうなるだろうか?
センター近くの池にも行ってみたが、ショウジョウトンボ♂2匹、クロスジギンヤンマ♂2匹が縄張り争いをしていたり、オオシオカラトンボ♀が産卵をしていたぐらいで、トンボに関しては期待はずれであった。もう少ししたら瀬上に行ってみよう。
よかったのはクサレダマが咲いていたこと。11年前緑の会でここに来た時、見慣れない花が咲いていた。帰宅後調べてクサレダマと知ったが、鎌倉周辺ではあまり見ない花だ。その後夏に高原に行くと湿地によく咲いている。標高750mの親見湿原、標高1400mのバラギ湖、標高1600mの八島湿原などで出会っている。
ここのクサレダマが野生か植栽か分からないが、神奈川県植物誌によると「県央〜多摩丘陵にかけて点在」とあるので、平地から山にかけて広い範囲に分布する植物のようだ。
横浜自然観察の森/2014.6.29
▲池の畔にクサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)/「草連玉」であって「腐れ玉」ではない!
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▲オカトラノオ/下から咲き上がる
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▲ノリウツギ/平地で見るのは珍しいが、これは植栽だろう
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▲カエデドコロ/この一帯では珍しいが以前からここにある。何らかの理由で外部から持ち込まれたものとされている
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▲アブラチャンがたくさんの実をつけている
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▲薄暗いところに咲くオオバジャノヒゲ
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▲ショウジョウトンボの暑さをしのぐ姿勢。夏本番はまだまだ先だよ!
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▲縄張り争いをしていたクロスジギンヤンマが珍しく止まった
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▲ドウガネサルハムシ/以下、今日出会った葉上の虫たち
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▲フキバッタの幼虫「ぼくを撮ってるの? 紫陽花を撮ってるの?」
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▲ラミーカミキリ@カラムシ
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▲ハラビロカマキリ一齢幼虫/今日もあちこちでカマキリの幼虫と目が合った
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▲カナムグラヒメゾウムシのペア
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▲ハスジカツオゾウムシのペア/5月4日に来た時も同じアザミにいた
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