2014.06.16
梅雨の晴れ間
今日も散策日和? ちょっと晴れ過ぎだが虫探しに中央公園へ。
今日は蝶も・・と思って来たが、田んぼに向かう途中、ヤブデマリの葉に先日のシラホシカミキリが2匹もいて立ち止まる。2匹ともじっと止まったままほとんど動かない。もう仕事を終えてしまい余生を送っているのだろうか?
その後、ゼフィルスが集まってくるというクリの木の前にしばらくいたが、お目当ての蝶は現れず・・。今季も蝶との相性は悪いようだ。
湿地の一番奥まで行くとカナムグラが密生していた。思い出してカナムグラヒメゾウムシを探すと、いとも簡単に見つかった。一度実物(写真ではなく)を見ると、見つけるのが容易になるのはよくあることだ。周辺にはオオメカメムシやメダカナガカメムシなど数種類のカメムシもいた。
湿地沿いの柵やロープにも虫が多い。今日は初見のハエトリグモや中央公園では初見のオオクモヘリカメムシのちびっ子に遭遇、見のがせない虫スポットになっている。
鎌倉中央公園/2014.6.16
▲足元をチョロチョロするウラギンシジミ♂、目が可愛いので正面から撮りたい
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▲同上。ちょっと待ったらきれいな表翅を見せてくれた
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▲ヤマグワにいた細身のゾウムシ。最初はカナムグラヒメゾウムシかと思ったが、“鼻”が短かいなどちょっと違う。うまく撮れないうちに逃げられてしまった。もう一度探し出してよい写真を撮らねば!
クワヒメゾウムシかな?とも思うが、ネットで調べると「クワヒメゾウムシ」とされている虫のうち、かなりのものがカナムグラヒメゾウムシのように見える。確かに似ていたが・・
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▲背中に“顔”を背負った小さなカメムシは、メダカナガカメムシ(体長2〜3mm)
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▲同上。ん? この“顔”には見覚えがある。思い出した! いつぞや舞岡でオオメカメムシに食べられていたカメムシだ
2010.6.7の記事参照
今日も近くにオオメカメムシがいたから気をつけた方がいいよ!
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▲近くにはこんな極小カスミカメ(?)もいた。
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▲もう一種、別の湿地にいたカスミカメ(ブチヒゲクロカスミカメ?)
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▲いつの間にかムラサキシキブがあちこちに咲いている
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▲ネムノキより一足先に咲く外国産ネムノキ
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▲同上。背後はクマノミズキ、今満開だ
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▲田植えが終り、いま田んぼがきれい
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▲田んぼ周りで暮らすショウジョウトンボ
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▲脱皮成功! フィールドのあちこちにフキバッタの幼虫がいる
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▲クロウリハムシが減ってヤマイモハムシが増えてきた
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▲コガシラアワフキ、梅雨時に急増する
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▲これも季節もの、ハナノミの仲間
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▲「だ〜れだ?」/ユニークな止まり方のカノコガ、この時期一斉に発生する
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▲触角まで添えて“顔”を描くガ(フジフサキバガと判明)
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梅雨の晴れ間は虫散策に最適なのか、収穫の多い一日となった。
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