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2014.05.04
横浜自然観察の森

前回横浜自然観察の森に行ったのは4月25日、もう一度行ってイタヤハマキチョッキリのその後を観察したいと思っていたが、ずい分日が経ってしまった。
渓流沿いに散策路を上る。今日もジャコウアゲハが非常に多い。食草のオオバウマノスズクサがあちこちに生えているから納得だが、この日は花をつけた株にようやく出会えた。
ハラビロトンボの池に行くと前回にも増して多くの雄が飛び回っている。中に2組のペアが連結したまま飛んでいるのだが、前回同様多数の雄に追い回されておちおち交尾もしていられない状態。どう見ても雌が足りない状況だ。前回と違ってほとんどの雄が成熟して粉吹きになっていた。
ホソミイトトンボの姿はなかったが、時折クロスジギンヤンマが猛スピードで飛んで来る。何度か目の前を通ったが、一度もシャッターを切れなかった。朝早くからいた人の話では、雌も来て産卵していたそうだ。
イタヤハマキチョッキリの姿はどこにもなかったが、前回見たエンコウカエデの幼木他、何本かのイロハモミジ(若木)に枯れ葉になった揺籃がぶら下がっていた。チョッキリは幼虫のうちに地中にもぐり蛹化・羽化して越冬するから、美しい次世代の成虫が見られるのは来年の春ということになる。

横浜自然観察の森/2014.5.4
▲“サキソフォンのよう”と形容されるオオバウマノスズクサの花。オオバウマノスズクサはあちこちに生えているが、花の咲く株は多くない。面白い形なので写真はアップで撮っているが、自然の中では葉の陰に咲いていたり目立たない。見つけると嬉しい花だ
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▲ハラビロトンボ♂成熟体

▲何匹もの雄に追いかけられながら、束の間の着地。激しい生存競争を勝ち抜くのは大変なのだ

▲解放された♀、もうくたくた?

▲こちら少し離れた木の上から高みの見物? 未成熟の♀なのだろうか?

▲クロコノマチョウ。止まったところを見てないと見つけるのは難しい

▲アカボシゴマダラ終齢幼虫

▲ヒメシロコブゾウムシ

▲ハスジカツオゾウムシ

▲アトボシハムシ

▲ナカジロサビカミキリ

▲ウシカメムシ

▲ナガメのペア@川縁に生えるクレソン

▲ちょっと暗い渓流沿いに咲いていたツクバネウツギ

▲渓流沿いだけあって水辺の昆虫や植物も多い/ヤマトカワゲラ

▲トビケラの仲間

▲アブラチャンの実/ここは近場では他にないアブラチャンの自生地だ。ヒゲナガオトシブミがいないか、いつも探してみるが・・

▲ハンショウヅルはここでもまだこれから


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