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2014.02.26
春を待つ舞岡公園

朝から“春近し”を思わせる暖かな日差しの中、久しぶりに舞岡公園で観察会が開かれた。昆虫好きが多いこの会も、冬は散策場所を探すのに一苦労、数年前までは当然のように虫は諦めて、冬鳥や冬芽・葉痕がターゲットだった。
ところが、この数年の変わりようはどうだろう! 手摺り観察や落葉めくりから始まって、擬態越冬虫探し、ヤツデの葉めくり、プレートめくり、建物などの隙間のぞき、樹皮の裏側のぞき、などなど、虫もおちおち寝ていられないほど色んなことが見えてきた。お蔭で冬でも“虫目”が解除できなくなっている。

“のぞき見”もさることながら、この日はぽかぽか陽気に釣られて日向ぼっこに出てくるカメムシの姿もあった。そして、この日の一番人気は存在感あるオカモトトゲエダシャク(蛾)だった。昆虫の達人が見つけてくれたものだが、ユニークな姿でウメの木に張り付いており、翅もお洒落とあってモテモテ! みんなすっかりファンになってしまった。
帰ってから調べてみると、早春のみに現われる“春の使者”らしい。まさにこの日の主役に打ってつけの被写体だったわけだ。見つけて下さったYtさんに感謝!

横浜市戸塚区舞岡公園/2014.2.26
▲春めく野にホトケノザ

▲手摺りの上をお散歩するエサキモンキツノカメムシ。枯れ葉の裏で越冬していたのだろうか?

▲ハイイロフユハマキ(別名フユシャクモドキ)も日向ぼっこ

▲ツマグロオオヨコバイも出てきた

▲フユシャクの♀

▲早春の谷戸を眺めるオカモトトゲエダシャク

▲同上。翅を折りたたんだユニークな姿/近づいてみたり裏に回ってみたりしながら観察。夕方にも同じ姿勢で止まっていた/戻る
▲ケヤキの中から出てきたクロハナカメムシ/樹皮の裏にはユアサハナゾウムシとか、アカアシノミゾウムシとか、名も知れぬノミゾウムシとか、その他、極小甲虫、カメムシ、クモなどが越冬中/戻る
▲虫は人工物が好き?

▲これこそ“のぞき見”? 柱の隙間にヤモリが集団越冬していて驚く/教えてもらわなければ絶対見つけられない越冬風景だ

▲いたいた! コミミズク幼虫、ここではコナラの木がお気に入りのようだ/緑色タイプ。環境に合せて保護色になっている?/戻る
▲「虫ばっかり見てないで、こっちも見てよ」とガマズミさん

▲ハンノキの雌花さん

▲花芽が黄色になってきたミツマタさん「もうすぐ咲くよ」

▲湿地に紛れそうなタシギだが、人慣れ、カメラ慣れしてる?/可愛い表情をもう一枚/“鳥処”の舞岡公園も今年は冬鳥が少なかったようだ/戻る


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