2014.01.11
冬の観察会
さすがの虫好きさんも手持ち無沙汰な冬期だが、虫の隠れ家探しで新たな虫の生態が見えてくると、面白くておちおち“冬眠”してはいられない。
冬期の自然観察会も野鳥・冬芽観察に加えて、手摺り観察・落ち葉めくり・ヤツデの葉めくり・プレートめくり・樹皮めくり(これはあまりやってはいけない!)、公衆トイレの壁チェックなどなど盛り沢山になってきた。傍から見たら怪しげな行動も観察会ならOK、3年連続で横浜市都筑区の茅ヶ崎公園に集合した。
昨年の落ち葉めくり観察会
/一昨年の落ち葉めくり観察会 参照
横浜市都筑区茅ヶ崎公園/2014.1.11
▲エノキの根元付近の枯れ葉をめくると、エサキモンキツノカメムシが見つかった。このカメムシ、エノキとの関連はなさそうなのに、なぜかエノキの根元で見つかる
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▲↑と同じ場所にアカボシゴマダラ(左)とゴマダラチョウ(右)の幼虫。いずれもエノキが食草だ
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▲ゴマダラチョウの幼虫、やっぱり顔を見せてもらわないと!
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▲↑と同じ場所にツヤアオカメムシ。越冬期も保護色にならず目立っている
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▲やはり同じ場所にいたカメムシ。ナガカメムシの一種
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▲落ち葉めくり、みんなでやれば怖くない!?(^^ゞ
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▲ヤツデの葉裏にいたクロスジホソサジヨコバイ。他のヒメヨコバイも何種か見かけた
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▲ヤツデの葉裏で寄り添うキイロテントウ
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▲ケヤキの大木に張り付くチャバネフユエダシャク♀、苔のあるところが好きなのか?
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▲樹皮に張り付くフユシャク(の仲間)♂
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▲↑の裏側に張り付いていたユキムシ、飛んで小枝に移動してくれた
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▲擬木の手摺りにいたフユシャク(の仲間)♀
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▲クサカゲロウ@手摺り
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▲ウシカメムシ@手摺り。生きているようだが、突っついても動かず
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▲手摺り側面の窪みにテントウムシ。右上角に小さなウスキホシテントウもいる
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▲下ばかり見てると見逃してしまうが、エナガの集団に出会った
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▲ここでも今年は鳥が少ないようだが、カワラヒワの一団にも出会う
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▲コウヤボウキの果実、きれいなドライフラワーになっていた
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▲コウヤボウキの冬芽、お洒落な白髪老人を連想する
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▲生態園にはミツバウツギが多い。可愛い子ども顔の葉痕
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▲同上。ここに来るといつも撮りたくなる
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▲ミツバウツギに絡むヘクソカズラ。冬芽の兄妹が寄り添っているようだ。今までにも何度か書いているが、ヘクソカズラはクズと同じように地上部が完全には枯れず、冬芽をつける
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▲“おこりんぼ”のサワフタギ君
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▲“きかん坊”のチョウジガマズミ君
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今年初めての観察会は寒い時期にもかかわらず15名もの参加で盛況だった。この観察会のお蔭で、冬も昆虫観察を楽しめるようになったが、虫の方は突然たたき起こされ「おちおち寝ていられねーぜ」と思っているかも知れない。(^^ゞ
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