9月17日以来の中央公園。前回来た時はハチが多くて閉口したが、今日は樹液の出るクヌギの木に4〜5匹のスズメバチが集結していたものの、園内ではほとんど見かけなかった。
稲刈りが済み、田んぼ周りの景色が変わった。草原が踏み荒らされたせいか、バッタの姿がない。みんなどこかに一時避難したのだろうか。

中央公園の昆虫が気になり始めて7、8年になるが、今日はここで初めて出会うトンボが2種もあった。
一つはオオアオイトトンボ。この時期に目立ち始め、晩秋まで見られるイトトンボだ。広町緑地などでもよく見るし、そう珍しいものではないが、今まで中央公園で出会ったことがなかった。
もう一つは予想外だった。最近翅の先が黒いトンボがよく目につくが、今日のもその一つ。翅の先が黒くて、♀、顔に眉斑あり、胸の模様はよく分からなかったが、取り敢えず何枚か撮っておいた。多分中央公園でもたまに見るコノシメトンボの♀だろうと思いながら帰ったが、後でパソコンで胸の模様を確認してびっくり、マユタテアカネの♀だった！
マユタテアカネを鎌倉市内で見たことはない。先日の観察会の時もそんな話をしたばかりだったが、意外や意外、中央公園にいたとは！　これでトンボ探しがもっと楽しくなりそうだ。

オオアオイトトンボ♂／鎌倉中央公園／2013.10.14

▲色合いがお洒落なイトトンボ ▲このままじっと動かず・・ ▲と思ったら、屈伸運動を始めた ▲同上。オオアオイトトンボが屈伸運動する姿を今までにも何回か見ているが、どういう意味があるのだろうか？ ▲近くまで寄っても逃げず マユタテアカネ♀／鎌倉中央公園／2013.10.14 ▲また翅の先が黒いトンボに出会った。顔に眉斑がある ▲胸の部分を拡大すると、ノシメトンボやコノシメトンボのような太い黒筋がない ▲こんな所に止まっていた 田んぼ周りにいる赤トンボはほとんどがアキアカネと思うが、これからはそう決めつけず、注意して見てみようと思う。 ▲アキアカネ♂ ▲アキアカネ♀