高原散策の楽しみの一つはアサギマダラ、特にかっこいい飛翔を撮ることだ。飛翔がいちばんきれいで絵になるのはアサギマダラだと思う。と言っても、滑空する姿はなかなか捕らえられず、ヒヨドリバナの花から花へ飛び移るのを狙うことになるのだが…。
アサギマダラは夏は涼しい高原で過ごし、秋になると南下し海を渡って南国へ長距離移動する。繁殖に関してはいつと季節的に決まっている訳ではないという。
ならば、夏の高原でも繁殖は起こるのか？とも思うが、これだけたくさんのアサギマダラがいる割には交尾する姿などは見たことがない。食草はガガイモ科のキジョランやイケマで、高原にはイケマがよく見られる。何度かイケマの葉をめくってみたが卵や幼虫は見つからなかった。

今年も観察会の道沿い、ヒヨドリバナにたくさんのアサギマダラが群れていた。まさに“アサギマダラ通り”という感じ。

アサギマダラ通り＠鹿沢高原／2012.8.15