2011.05.09(3)
オトシブミなど
オトシブミを探すには5月が最適ということで今年は気をつけて見ているが、中央公園では様々な木に揺籃がぶら下がっている。昨年まではエノキ、エゴノキ、クリが多かったが、今年はコナラ、クヌギ、ミズキ、カマツカなどにもついている。
昨年買ったオトシブミハンドブック(2010.6.26の記事参照)には、それぞれのオトシブミについて、ホストにする木の種類、葉の切り方・揺籃の作り方の特徴などが詳細に書かれている。これを見れば揺籃からぬしを推測することもある程度可能だ。今のところ、エノキ・エゴノキ以外の揺籃はヒメクロオトシブミの作品ではないかと思っているが、似たような揺籃を作るオトシブミもいるので今後も観察を継続していこう。
しかし、昨年まではヒメクロオトシブミの揺籃にほとんど気づいていなかった。ヒメクロオトシブミは早い時期から出てきて作った揺籃を切り落としてしまうこともあるので、そのせいもあるが、予測を持って見ないと何も見えてこないということか?
蝶やトンボ探しと葉裏の小さな虫探しは両立しないことが多く、“虫目”は“虫目”でも切り替えが大変だ。(^^)
鎌倉中央公園にて/2011.5.8-9
▲エゴノキの揺籃
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▲エゴツルクビオトシブミ♂/この種も早い時期から出てくるせいか、今、エゴノキに必ずいる
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▲ヒメゴマダラオトシブミ/エノキの揺籃のぬし。まだ昨年ほど数は多くないが、これから増えてきそう
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▲コナラの幼木についた揺籃
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▲クヌギの若木についた揺籃
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▲ヒメクロオトシブミ@クリ/あれ? クリも巻くの?
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▲遠くからでもヒメクロオトシブミと分かるようになってしまった!(^^ゞ
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▲同じくクリの葉裏にいたのはカシワクチプトゾウムシのカップル
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▲この時期バッタの成虫は越冬していたツチイナゴだけ
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▲ヨツキボシハムシ?
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▲今日も最後はジンガサハムシ。ここへ来ればいつでも会える
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▲飛翔狙いもここまで・・
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