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2010.05.02
冬の木々@戸隠

「冬の森へ」(秋山恵生著/ほおずき書籍)というフィールドガイドがある。4年前白馬五竜で買ったものだが、冬芽・樹皮・樹形・木の実から見分ける冬の木々や、野鳥や小動物など、分かりやすい写真やイラストと共に冬の森の楽しみ方が紹介されている。(著者による著書の紹介参照)
この本によると、最近登山やスキーではなく、雪の森そのものをゆったりと楽しもうという人が増えているという。恐らく時間的にも精神的にも余裕のできた中高年の人達の志向だろうが、何だか分かる気がする。(^^) 「スノーシューを履いて冬芽観察ツアー」など最近よく聞くが、行ってみたいものだ。

戸隠ではそんな雪の森の魅力を垣間見ることができた。

戸隠・奥社&森林植物園(標高約1300m)/2010.5.1
▲オオカメノキの冬芽。2枚の葉芽が大事そうに花芽を包んでいる

▲同上。こっちは葉芽だけだよ

▲高原に多いヤマウルシ

▲シナノキ(または、シナノキの仲間)

▲オオツリバナあたりかと思うが、側芽が伏生してるもの(ピンボケだが…)と開出してるものと、ずい分差があるのは??

▲トチノキ。あちこちに点在していた

▲薄皮が剥がれ、肌色の樹皮が特徴的なダケカンバ

▲高木のブナが多かった。樹皮の斑模様は苔の跡

▲ブナの冬芽

▲ヤドリギ

▲昨日の白馬五竜でも戸隠でも蔓性の常緑樹・ツルマサキが多かった

▲枯れ木に残るイワガラミの花殻

▲こちらはツルアジサイ。イワガラミとツルアジサイが共存した地域であることが分かる

▲親木を失ってしまったツルアジサイ

▲厳しい冬に耐えて行かねばならない多雪地帯の木々、倒木がちらほら見られた

▲カラマツの雄花芽(右・下向き)と葉芽(鮮やかな緑)の芽吹き。春はすぐそこに…


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