2010.05.01
戸隠はまだ冬
二日目も天気は上々、長野からバスで戸隠に向かうことにした。昨日の南神城地域に比べると、これから行く戸隠は標高が高い。1200〜1300mある高原だ。一段と春が遅く何も咲いてなさそうだったが、とにかく行ってみることにした。
昨日もそうだったが、標高が上がるにつれて周りの景色が移って行く。市内では終リかけていた桜だが、上るにつれきれいに咲いている里山もあった。春は少しずつ山をかけ上がっていることがよく分かる。
途中ミズバショウが群生している湿地が見えたが、1000mを越える辺りからどんどん雪が多くなり、着いた奥社付近は冬そのもの、図らずも(というか、予想どおり?)野鳥と冬の樹木ウォッチングとなった。が、これはこれで楽しい。写真は撮れなかったが珍しい鳥も見られたし、山の木々に改めて興味が湧いてきた。
戸隠・奥社&森林植物園/2010.5.1
▲奥社入口から戸隠連峰を望む
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▲奥社への道
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▲参道の両側にはブナ、ダケカンバ、シラカバ、トチノキ、カエデ、オオカメノキ等々たくさんの落葉樹が! 大木も多かったが、参道から見分けがついたのはほんの一部、またの機会に本格的に樹木観察したいものだ
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▲ブナの大木も多かった
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▲大勢のカメラマンの視線を浴びるオオアカゲラ
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▲こちらは無印アカゲラ
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▲カケス
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▲アカハラ
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▲ゴジュウカラ。この他、ニュウナイスズメ、ミソサザイ、エナガ、ヤマガラ、ヒガラ、アオジ等々たくさんの鳥が見られた
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▲ミズバショウは雪の中だったが、木々の間を飛び交う鳥たちに癒された
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あとは、ミズバショウが咲いていればほぼ満足という気持になったが、奥社や森林公園付近の湿地はほとんど雪の中。そこで、来る途中にバスから見た湿地を思い出した。誰も正確な場所を覚えてなかったのだが、何とか探し当て最寄りのバス停で下車することができた。執念の賜物?
飯綱高原・大谷地湿地/2010.5.1
▲水辺にはリュウキンカも咲いていた
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“春はまだ五合目”の戸隠ではあったが、雪山バックに野鳥や冬芽観察(冬の木々については別記事に)、そして無事ミズバショウにも会え、満足して帰途についた。
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