2009.12.16
昆虫の越冬
今年最後の自然観察会、今日のテーマは昆虫等の冬越しだ。何年か前、木の花を撮っているうちに、花だけでなく冬芽や芽吹き、果実や紅葉に至るまで、一年を通しての姿が知りたくなった。そして今、蝶を初め昆虫についても同じことが言える。
この日は朝から曇り空で、日向ぼっこする昆虫の姿は少なかったが、カマキリの卵嚢3種、イラガの繭、クワコの繭、アゲハやナガサキアゲハの蛹などが見られた。
そして、この時期のいちばん人気は、ゴマダラ坊やことゴマダラチョウの幼虫! 私はまだ自力で見つけたことがないが、今年もまた“達人”があっという間に2匹の“可愛い子”を見つけてしまった。エノキの枯れ葉ですやすや眠っていたが、ちょっとだけ起きてもらって皆で撮影。
ゴマダラ坊や/舞岡公園
▲起こされちゃったけど、ちょっと付き合ってあげようか?
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▲“お手”してる犬に見える? ぼくの写真見て「これ、リスですか?」って聞いた人がいるんだって!
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▲起きたついでに伸びをしてみよう!
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▲可愛いよ! はい、このへんでまた寝かせてあげよう! こんな風に元に戻してあげるね
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冬越し色々/舞岡公園
▲ナミアゲハ蛹
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▲ナガサキアゲハ蛹
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▲イラガ繭。ウメの木に多い
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▲ハラビロカマキリ卵嚢
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▲チョウセンカマキリ卵嚢
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▲オオカマキリ卵嚢
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▲ナガコガネグモ卵嚢/ こちらは少し形の違うオオトリノフンダマシ卵嚢
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冬芽や葉痕が木の種類によって違うように、クモやカマキリの卵嚢の形もそれぞれ異なる。フィールドを歩き始めた頃には思いもしなかったものが見えてきた。まだまだデジカメ散歩は止められそうにない。
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