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2009.10.15
アサギマダラ南下中

昨年の10月、江の島を初め湘南地区のあちこちでアサギマダラを見かけた。先日江の島に行った時にはその姿を見かけなかったが、今年もその時期ではある。
昨日、横浜市青葉区の寺家ふるさと村を散策中、思いがけずアサギマダラに出会った。かなりぼろぼろになった雄だったが、田んぼ脇に生えるアザミの花で吸蜜していた。
夏の高原ではヒヨドリバナ(または、ヨツバヒヨドリ)がどこにでも生えているせいか、ヒヨドリバナ以外で吸蜜する姿を見るのは稀だ。昨年秋、園芸種の花で吸蜜するアサギマダラに少々違和感があったが、逆にアサギマダラはどんな花を好むのだろう?と興味はある。
アサギマダラの幼虫はキジョランやイケマに含まれる毒(アルカロイド)を体内に溜めて武装すると言われる。また、ヒヨドリバナにもアルカロイドが多く含まれるそうだ。トリカブトやクサボタンで吸蜜している姿を見たこともあるが、この両者も毒性の強い植物だ。
アサギマダラが南下する頃は野山の花は少なくなっているが、好きな花に傾向はありそうな気がする。

里山に立寄り、アザミで吸蜜するアサギマダラ/2009.10.14


アサギマダラの好きな花は?
▲ヒヨドリバナ/夏の高原で普通に見られる光景/群馬県・嬬恋村/2008.8.22

▲植栽のフジバカマ(ヒヨドリバナとは近縁)/茅ヶ崎市/2008.10.21

▲クサボタン/長野県小諸市/2006.8.22

▲トリカブト/茅ヶ崎市/2008.10.21

▲シロヨメナ/秦野市・弘法山/2005.10.28

▲マーガレットコスモス/江の島/2008.10.10


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