2009.08.21
高原の夏・鹿沢湿原
2日目の朝は鹿沢高原内の湿地散策から。時折小雨がパラついたが、シラヒゲソウやサワギキョウなど初秋の湿性植物を探して1時間ほど過ごした。
10時からは昨年と同じ場所で蝶観察会。いつの間にか雨の心配もなくなり、“第九十番観音”を起点に“蝶街道”を行く。今年は昨年に比べて蝶の数が少なく、昨年のようにはいかなかったが、それでもアサギマダラ、エルタテハ、シータテハ、オオチャバネセセリ、ヒメキマダラヒカゲ、カラスアゲハ、クロヒカゲ、ルリタテハなど見ることができた。
ルリタテハは普段見慣れているので平地の蝶という気がしていたが、そうでもないようだ。寒冷地では年1回(8〜9月)の発生というから、羽化したばかりだったのだろう。写真は撮りそこなってしまったが・・。
そして、本命のキベリタテハが、最後の最後になって1頭現れた! 1頭のみだったが、フレンドリーにも近くまで来てくれて一同感激! 無事午前中の観察会が終った。
鹿沢高原・花&蝶散策
▲シラヒゲソウ/ウメバチソウに近い種だが、花弁の縁が糸状に切れ込み華奢な印象
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▲シラヒゲソウをアップで
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▲どことなく不気味なトリカブト(ヤマトリカブト)
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▲モウセンゴケ/花はもう終っていた
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▲ミズギク
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▲サワギキョウ
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▲サワギキョウにアキアカネ
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▲タムラソウにアキアカネ。いずれも初秋らしい光景だ
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湿地散策の後は蝶観察会。
▲百体観音の九十番目。長閑な牧場が控える
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▲毎年必ず出てくるエルタテハ
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▲カラスアゲハ
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▲ヒメキマダラヒカゲ
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▲タムラソウにオオチャバネセセリ
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▲タムラソウにぶら下がるアサギマダラ
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▲キベリタテハを待つ間、アサギマダラの飛翔を狙う
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▲ミネラル分を補給するために(?)アサギマダラも岩場にやってくる
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▲お昼前ぎりぎりになってキベリタテハが現れた! ビロードの地に金色の縁飾り、何回見ても豪華な蝶だ
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▲お昼近くなってイワアカバナが開き出した
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この“蝶街道”には、丁寧に探せば普段見られない植物も多い。樹木についても、ヤハズハンノキ、ヤシャブシ(または、ヒメヤシャブシ)、オガラバナ、オオカメノキなど目についた。いつかまたゆっくり見て歩きたいものだ。
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