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2008.06.01
マタタビ科

何年か前、鎌倉市内の林縁などで丸い葉の蔓性植物を見つけ、「ああ、鎌倉にもサルナシが生えているんだな」と思っていた。ところが、ある時、それが野生化したキウイだということが分かりがっかりした。キウイが野生化してるなんて思っていなかったが、その後あちこちで野生化したキウイを見ている。
サルナシのことはしばらく忘れていたが、昨年秋以来、今泉や天園ハイキングコース、横浜市と鎌倉市の隣接部などで、今度は本物のサルナシを見つけた。
今年こそサルナシの花を見ようと冬芽の時期からマークしていた株が、いい具合に垂れ下がりたくさんの花をつけた。予想以上に小さい花だったが、これだけびっしりと花がつけば、実が期待できるかも・・?

2週間ぶりに中央公園に行く。ここにも野生化したキウイがあることを思い出して立ち寄ってみた。近くまで寄れないが、丸い葉の下にいくつかの花が見えた。サルナシよりは大きな花だ。よく見ると奇妙な形・・、大きな雌しべが突き出ている。同属でもサルナシの花とはずい分違うな・・と思ったが、ここで初めて気がついた。キウイもサルナシも雌雄別株だったのだ。と言うことは、先日のサルナシは雄花、実がなるわけない。(>_<) また雌株を探さなくては・・。

サルナシ/市内今泉
▲冬芽の時期に目をつけておいたサルナシが、こんなに長く垂れ下がっていた/2008.4.30

▲たくさんの蕾がついていた!/2008.4.30

▲2週間後可愛い花が咲いていた/2008.5.15

▲あっちにも、こっちにも。これだけ咲けば実がなるかも?と思ったが・・

▲キウイの花が咲いていた。雌しべが突き出ている。これは雌花か・・。すると、先日のサルナシは雄花か!/2008.6.1/鎌倉中央公園


マタタビ科でもマタタビは鎌倉周辺では見られない。先日大地沢に行った時にそれらしき木を見かけたので神奈川県でも北部の方にはあるかも知れない。
写真↓は先日寸又峡で見たマタタビ。花期になると葉の一部が白くなる。ハンゲショウも花期に葉が白くなる。虫を呼ぶためという説が一般的。

▲花期になると葉が白くなるマタタビ。小さな蕾が見える/2008.5.27/静岡県・寸又峡



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