今日は知人たちの写真展を見に町田へ出かけたが、その前に寺家ふるさと村を散策してきた。寺家ふるさと村は横浜市の北西部に位置し、雑木林と谷戸田からなる里山だ。住宅地に隣接していながら懐かしい田んぼ風景が続き、魅力的な動植物も棲息している。
今日は黄金色に実った稲が美しく、田んぼによっては稲刈りも始まっていた。

2年前のこの時期にも寺家を訪れているが、ピンクの色の濃いミゾソバがきれいだったことを覚えている。今日もこのミゾソバが群生していたが、その色がいっそう濃く美しかった。
2年前にはあまり考えなかったが、どうやらこのミゾソバはオオミゾソバのように思う。草丈が1mを越すようなものもあり、葉の形、茎の腺毛、葉柄の翼など、鎌倉中央公園で見るオオミゾソバによく似ている。ただ、写真では分かりにくいかも知れないが、中央公園のオオミゾソバは花弁（正しくは萼）全体がピンクなのに対し、寺家のは花弁（萼）の縁が濃いピンクだが中心部は白だ。ミゾソバには白花のものもあり、変異や地域差が大きいのかも知れない。

2006.9.29／寺家ふるさと村にて