2006.08.28
サネカズラの花
サネカズラは暖地の林縁などに生える常緑の蔓性木本で、鎌倉ではよく見かける。民家の垣根に巻きついて、秋にまっ赤な実をつけているのもよくある光景だ。
赤い実は目立つので知ってる人は多いが、花を知らないという人は多いのではないだろうか。
花は今の時期、葉の陰に隠れるように下向きに咲いている。雌雄同株(別株の株もあるようだ)だが、どちらもなかなか可愛い花だ。そっと持ち上げて中を覗いてみよう。どちらにも球状のシベがあるが、赤い方が雄花、緑の方が雌花だ。赤い実からの連想で、一見赤い方が雌花のように錯覚してしまいそうだが…。
▲サネカズラの雄花/2006.8.26/鎌倉中央公園
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▲サネカズラの雌花/2006.8.26/鎌倉中央公園
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▲サネカズラの実、11月頃赤く熟す/2002.11.07
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