2006.08.13
広町緑地・お盆の頃 2
真夏のこの時期に広町に行ったのは初めてかも知れない。昨日は猛暑という程ではなかったが、こんな暑い時に広町を訪れるのはよほどの“自然好き”か、“物好き”なのだろう。出会ったのは数人だった。
昨日は森には深く入らず、湿地をひとまわりしただけだが、夏の花、初秋の花が随所に見られた。その中でも特筆すべきはタコノアシだろうか。“タコノアシ”とは面白いネーミングだが、花の咲いた様子を吸盤の並んだ蛸の足に見立てたものだ。秋になると葉や茎が赤くなってそれこそゆで蛸のようになる。
タコノアシは絶滅危惧種になっているが、湿地内に何株か生えていた。花は咲き始めたところだが、この後もっと伸びて蛸の足らしくなるはずだ。
その他はお馴染みの野草だが、艶のある実はよく見るのに、今までなかなか花が見られなかったハダカホオズキが小さな花をつけていた。
まだ秋は遠いと思っていたが、ミズヒキやキンミズヒキが咲き、ノギクも増えてきた。タマアジサイの蕾が次々と割れ、広町の湿地には初秋の気配が漂っていた。(写真はいずれも8月12日撮影)
▲タコノアシ/ユキノシタ科? or ベンケイソウ科?
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▲キンミズヒキが盛り
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▲一つだけ開いた花が! ミズヒキ
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▲悩ましい野菊の季節。白飛びしてしまったが淡い紫だった。ヨメナかな?
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▲湿地に多いミズタマソウ
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▲ヤブラン。早いものは緑色の実をつけていた
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▲湿地に多いダイコンソウ
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▲白い玉がきれいなヤブミョウガ。淡い緑や紺色の実もあった
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▲なかなか撮れなかったハダカホオズキの花をゲット!
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▲お盆の花・ミソハギ
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▲タマアジサイの咲く季節に・・
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▲イネ科の中にキンミズヒキ。秋の気配を感じる
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