ネムノキが咲いている。一週間ほど前舞岡公園に行った時はまだだったが、その後急にあちこちで見かけるようになった。木の花が少ないこの時期、ふわっとした淡い紅色の花が優しい。
鎌倉中央公園では広場に何本かのネムノキが植栽されているが、これらは外国種（オオバネムノキに近い？）で、花は白い。「やっぱり在来のネムノキの方がいいな・・」と思っていたが、その後、公園内の谷戸で何本ものネムノキを見つけた。ネムノキは里山に似合う木だと思う。

下記に掲載する木は湿地の際にポツリと生えている。ネムノキは芽吹きが遅く、5月になってようやく芽吹くお寝坊さんだ。この木も枯木かな？と見過ごしていたようで、ネムノキかも知れないと知ったのは昨年だったか・・。冬は湿地の中にも入りやすいので、この冬は何度か近くまで行って何とか葉痕を確認できた。確かにネムノキだった。
一昨日近くを通ってびっくり、この木が木いっぱいに花をつけ非常に目立っていたのだ。毎年いちどはこの時期に来てると思うが、この木が花をつけているのに気がついたのは初めてだ。谷戸の斜面下に一本、姿もよく、冬からずっと見てきただけに嬉しくなった。

一本のネムノキ／2006.6.30／鎌倉中央公園

下記は上とは別の木。やはり湿地の中に生えている。

湿地に生えるネムノキ／2006.6.30／鎌倉中央公園

以下は舞岡公園の谷戸に咲くネムノキ。舞岡にはネムノキがとても多く、この年は特にきれいだった。花は年によって色の濃さが違うように思うが・・。

舞岡公園の谷戸に咲くネムノキ／2004.6.26