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2006.01.28
コウヤボウキの種と冬芽

晩秋の頃、林道で清楚なコウヤボウキの花に出会うと嬉しいものだ。高々数十センチの丈だが、コウヤボウキはキク科唯一の木本。ということは、地上に冬芽をつけているはずだ。
コウヤボウキの冬芽は白い毛に被われていてとても変わっている。肉眼で見ると、白い綿くずがくっついているようにしか見えない。なにしろ小さくてふわふわしているので撮影はとても難しい。デジカメで撮っても百発一中だ。

昨日、吾妻山からの帰り道は往きとは違って北側の林道を下りてみたが、海側とは植生が少し違っていた。海側にはエノキ、イヌシデなどが、北側はコナラ、クヌギが多かったように思う。そのクヌギ・コナラ林の下にコウヤボウキがたくさん見られた。
大きめの白い“綿くず”を探して撮ってみたが・・。

▲動物の顔のように見える?/二宮町・吾妻山/2006.1.27撮影

▲白髪の老人?/厚木市/2005.1.3撮影

まだ種をつけているものがたくさん見られた。ドライフラワーのようで撮りたくなる被写体だ。こんな時期まで種を飛ばさないのは何か“たくらみ”があるのだろうか? 枯葉の上に落ちた種の一つ一つもよく見るととてもきれい。冬らしい光景だ。

▲二宮町・吾妻山/2006.1.27

▲二宮町・吾妻山/2006.1.27

▲二宮町・吾妻山/2006.1.27



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