6月8日土曜日 成就院を訪ねた。成就院は“あじさい寺”として年々有名になっているのか(私もだいぶ宣伝してしまったが・・。^^;)、土曜日ということもあって大変な賑わいだった。お天気はよく真夏のような日差しに、石段から見る由比ヶ浜の海もきらきら光る。しかし、紫陽花は心なしか元気がないようで、写真を少々撮っただけで出直すことにした。雨が降ったらまた来よう。
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▲豆のような蕾が一つずつ開いていく額紫陽花 |
▲日照りに少し元気のない手毬紫陽花 |
▲天気もよく、賑わう石段 |
6月13日木曜日 3日間ほど雨が降り続く。小雨の中、極楽寺・長谷方面に出かけることにした。雨だから人出は少ないと思いきや、最近はみなさんよくご存知だ。「やっぱり紫陽花は雨の時に来なくちゃね」という声も聞かれ、なかなかの賑わい。
江の電極楽寺駅付近は緑深く趣がある。極楽寺山門前の線路際にはどなたが植えているのか、きれいな花が咲いている。今は額紫陽花の他、ヤマホロシ、トケイソウ、セージなど、この時期にぴったりの色合い。柵越しに額紫陽花を撮っていたら、江の電が通過して急いでシャッターを切った。
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← 画像にマウスを当てると電車が通ります。(^^;) クリックすると拡大画像に。
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続いて成就院へ。海を背景に紫陽花のアップを! お決まりのアングルだが、これがなかなか難しい・・。
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成就院の紫陽花はもう“満開”といってよいだろう。もっともサクラなどと違って紫陽花には満開という言葉はあまりしっくりしないように思う。開花してから色のうつり変り、グラデーションを楽しむ花だからだ。
ところで、紫陽花の花を見て「この花の見ごろがあとどれくらい続くか?」を知るには、次の点に注目しよう。
紫陽花の花、例えば額紫陽花は、外側を囲む飾り花と中央に密集する両性花とからなる。飾り花が目立つが、花弁のように見えるのは実は萼で、その中央に小さな花がある。額紫陽花の咲く様子を見ると、まず外側の飾り花の萼が開き色づいていく。間もなく中央の両性花がぼつぼつ開き、最後に飾り花中央の小さな花が開く。
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▲飾り花中央の花はまだ開いてない |
▲飾り花中央の花がもう開いている |
額紫陽花の両性花が全部飾り花になった手毬型紫陽花でも同様だ。中央の小さな花がどのくらい開いているかで開花の進み方が分かる。
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▲左の花の方がやや“若い”ことが分かる。 |
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▲ウズ(オタフク)アジサイでも同様 | ▲真ん中の小さい花が本来の花 |
この小さな花の開きぐあいが、紫陽花開花の進行状況を表す指標になりそうだ。
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