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春の足音 (4)
ニワトコ・サンシュユ・ミツマタ・トサミズキ・シデコブシ・
ゲンカイツツジ・オオバベニガシワ・ネコヤナギ・コリヤナギ



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宝物を寒さから守っていた冬芽達が、少しずつ緩んできた。今年は春の花も展開が早いようだ。花の咲き初めは何かぎこちなかったり、唐突だったり、どことなくユーモラスだ。

ニワトコ
2002.2.1
大船フラワーセンター
2002.2.20
大船フラワーセンター

大きな冬芽が目立つニワトコだが、早いところでは1月から展開が始まる。2月にはカリフラワーのような花芽も伸びてきた。

サンシュユ
2002.2.6
久成寺
2002.2.19
東慶寺

丸い冬芽が可愛らしかったサンシュユの開花。一つの花芽からいくつの花が出てくるのだろう? もっと開くと → こんなに華やか。

ミツマタ
2002.2.19
長谷寺
2002.2.19
光則寺

開き初めが可愛いミツマタの花。バラバラとかなり不揃いに咲いていく。光則寺のミツマタは例年になく早いようだ。(ミツマタ参照

トサミズキ
2002.2.19 大巧寺

ユーモラスな花・トサミズキだが、咲き始めの恰好もまた楽しい。思わずのぞき込んでしまう。トサミズキはまだ展開が始まってない木が多いが、大巧寺の隅っこにあるこの木は、例年になく早いように思う。

シデコブシ
2002.2.19 長谷寺

うっすらと紅がさしたシデコブシの冬芽だが、早くも展開し始めた花が五つ、六つ・・。

ゲンカイツツジ
2001.12.26
長谷寺
2002.2.19
長谷寺

ツツジの種類は多いが、この辺りでは一番早く咲く玄海ツツジ。左と右、両者は同じ木だ。

オオバベニガシワ(オオバアカメガシワ)
2002.2.14 東慶寺

オオバベニガシワ(別名オオバアカメガシワ)は面白い木だ。雄花と雌花が同じ木につく雌雄同種。上段の二枚は葉芽、下段左は雌花と葉の入った混芽。下段右、粒々の集まりは雄花の花芽。(花はこちらを参照

ネコヤナギ
2002.2.19 収玄寺

鎌倉でネコヤナギに出会うことは少ない。これは鉢植えだが、ちょうど帽子を脱ぐ所に出会えた。脱いだばかりの花芽は先が尖っている。

コリヤナギ
2002.2.20 大船フラワーセンター

ネコヤナギよりやや小さいコリヤナギ。花芽の展開が観察できた。帽子を脱いだ花芽は最初灰色の絹毛に覆われている。しばらくすると先端に赤い葯のついた花糸が伸びてきて花序全体が赤く見える。やがて葯が割れて黄色の花粉が露出すると、花序は黄色に変身する。(前回2月1日のコリヤナギ参照

※ なお、隣にあるクロヤナギの花芽は展開が全く進んでない。???


 (NN3.0/IE4.0以上)
撮影日: 2002.2.1〜2.20
撮影場所: 東慶寺、久成寺、長谷寺、光則寺、収玄寺、大巧寺、大船フラワーセンター
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